「環境を変えたい」と考える人は数多い。
上司がもっといい人だったら・・・。
同僚にコイツがいなければ・・・。
いや、そもそも、職場がここでなかったら・・・。
より良い条件の職場を探して転職しても、人間関係に大差なく、転職すると給料が減るパターンの方が多い。
「環境を変えたい」と考えるのは、もっと幸福になりたいからであるが、環境さえ変われば幸福になるというのは間違いだ。
なぜなら、その環境を創っているのは自分自身の心だからだ。
心が変わることによって環境が一変した人も多い。
仕事で大失敗し、会社に迷惑をかけた分を挽回しようと心を入れ替えて努力し結果、評価が上がり出世する人もいる。
病気などはさらに顕著だ。
ガンになって、健康に感謝したり、家族に感謝するようになったら治ったという話はよく聞く。
「家族に感謝すればいい」と言われ、家族に感謝したが治らない人もいる。
「病気を治したいから感謝する」では治らないようだ。
何の損得勘定もなく、ただ、感謝し、自分の至らない部分を詫び、涙が流れるくらい心境が変われば治ることもある。
人間は、そもそも、魂を成長させるために生きている。
環境に合わせて魂を成長させねばならない。
学生時代は自分中心でも許されるが、社会人になって仕事を始めると、周囲との協調が必要になる。
「人間としての成長」とは、
「他人の気持ちが理解できるようになること」だ。
人の気持ちが分からないまま人を使う立場に出世してしまうと、出世そのものが不幸の原因となる。
そして、体調を崩し、病気となるが、病気になることで反省し、他人の心の痛みが理解できるようになると、自分の病気も治ったりする。
外部の環境は自分の心の投影に過ぎない。
自分の成長を人生の目標・目的にし、自分を変える中に幸福を見出す人生を送れば、絶対的感謝、絶対的幸福の境地に至るだろう。
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