【回答】
平時には軍団司令部間の無線通信に、戦時には軍司令部間の無線通信に使用されたもので,1938年制式採用.
電話,電報,無線電信のモードがあり,送信機(上) と受信機 (中央) はそれぞれ独立した機器となっていた.
アンテナ出力:100W
電源はガソリン動力の発電機または車輌駆動の発電機から.
周波数帯は中波で300 〜 1500 KHz、短波で2500 〜 5000 kHz.
長波電信モードの最長交信距離:400km、電信モードでは200km.
短波電信モード:30km、インターコムモード30km.
短波のブラインドゾーン通信: 1000km.
王立ハンガリー陸軍とスタンダード社がが共同で開発.
構造はR/4-aとほぼ同じで,電源と共振回路以外の部品には何も変更がなかった.
製造はテレフォンジャール社において1938〜1942年に行われた.
本来空軍向けだったが,飛行場の数よりも多くの台数が発注された.
東部戦線においては,その戦場の規模に対し,連隊司令部の通常20ワットのR/7a、師団の50ワットのR/8aといった短波無線機では不十分なことが判明し,地上部隊(機械化歩兵)の指揮において,長波と短波で発信する100ワット電力を持つ無線局の必要性に言及されるようになったからだ.
終戦時,最高司令部で使用していた2セットが残存しており,戦後も暫くの間使用が続けられたという.
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(図No. faq230211r14)
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