mixiユーザー(id:43840332)

2023年03月02日16:46

25 view

無念はらす機会を奪われた?

おもうところはある。

『無念晴らす機会を奪われた』これだ
被害者家族の心情を満足させるものってなぁに?
どう考えても「法」にはそんな効能は無い。

加害者に同等の苦痛を与えれば満足か
加害者の命を以て償わせれば満足か
一生、社会から隔離しておけば満足か
一生、後悔と懺悔の日々を課せば満足か

いずれの場合も法を以て実現できたところで
それは「処罰」であって
法制上の決まりごとでしかない
どんな程度のものであろうが
被害者や被害者家族に
満足なんてありえぬだろう
むしろ、そんなことで満ち足りるなんて
逆に人間性に問題がありそう・・w

法は社会ってシステムの『保護ツール』
社会が崩壊せぬように
社会が回り続けるための”共通言語”にすぎん
だから
『法が護るものは、社会の構成要素としての
人という存在であり 人間性を持つ生物としての人間ではない』
なので
当然 絶望や希望 失望や期待なんて
個々人のそんなものを満たせる道理は無いのである

誰かの過失や悪意で
失われた「なにか」それが
以前のまま そっくり戻されること
それも物質という意味の回復ではなく
失ったもの”そのもの”が戻るということ
残念ながらそんな結果には
何をもってしても未来永劫かなわない

故に
被害者家族の「無念を晴らす機会」など
永遠に訪れることは無い
それを癒せる(満足させる、ではない)ものは
人に備わる『諦観』と『忘却』だけだ
事件そのものの場合もあるし
そのときの感情、心情のこともある
程度の差こそあれ
諦観・忘却の作用においてのみ
心は癒される

法のような道具ごときでは
何の役にもたたない
法が森羅万象すべてにおいて
万能解決ツールだなんて思っている者には
永遠に心の平和なんて訪れることは無い

そんなものがあるならば
この世に「非合理」とか「理不尽」なんて
言葉は存在しないはずなのだから



■「お姉ちゃん」殺され、容疑者は自殺 「無念晴らす機会奪われた」
(朝日新聞デジタル - 03月01日 21:48)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=7320023
1 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する