昨日は、午前中鬼怒川温泉のチョッと先に用事があり、出掛けていました。
午後には帰って来たのですが、色々と用事があったので、日記を休みました。
昨日日記を書けば、
2014年2月以来、久しぶりに1か月休まずに日記を書けたのですが、
無理はしない事にしました。
昨日、厚生労働省は、昨年生まれた子どもの数が、
速報値で79万9000人余りと
国の統計開始以来、初めて80万人を下回り、
過去最少を更新した事を公表しました。
岸田総理大臣は、危機的な状況だとの認識を示し、
異次元の少子化対策に取り組むと述べています。
過去最少を更新したのは7年連続ですから、
今まで危機的な状況だと思わなかったのかと揚げ足を取りたくなりますが、
それはそれとして、岸田政権が取り組もうとしている異次元の少子化対策は、
要するにお金をばら撒く事が基本のような感じで、
これで、果たして子どもが増えるだろうかと気になっています。
今取り沙汰されている少子化対策は、
基本的に既に生まれた子どもへの支援策です。
今の子育て世代にとっては良いかも知れませんが、
国の少子化対策を信頼して、子どもを産む気になるのかなぁと思います。
国が少子化対策に取り組み出したのは、1990年頃だったと思います。
それから30年以上が経過して今の状況の訳です。
だから異次元なのかも知れませんが、
中身を見ると、既存の政策の拡充程度のような感じがします。
僕が若い頃から、
子どもは欲しいけど結婚はしたくないと言う女性が多かったような気がします。
色々な理由はあったのでしょうが、
結婚に伴い、家に縛られる事が嫌だと言う事もあったように感じていました。
今の若い人の感覚はよく分かりませんが、
そうした意識はなくなっているのかも知れません。
しかし、子どもを産むのは、結婚が前提と言う意識は残っているような感じがします。
保守派の人は依然として家制度に拘りがあるようで、
今年4月1日に設置される「子ども家庭庁」は、当初「子ども庁」でした。
それが保守派の意向で無理矢理「家庭」がねじ込まれたのだと思っています。
実は、戦前の日本では婚外子はそれほど珍しくはありませんでした。
1910年には、出生児の9.1%が婚外子で、これをピークに下がり始め、
それでも1925年には出生児の7.26%は婚外子でした。
これが1978年の0.77%まで落ち込みました。
2020年には2.38%に上がっていますが、
それでも欧米各国よりは低い状況になっています。
現在の経済状況などで結婚が難しくなっていると言われています。
結婚をしなくても生きて行ける環境になっているとも言われています。
結婚しているか否かに係わらず、生まれて来る子を平等に扱い、
同じように支援していく体制が必要なのだと思います。
そのためには、現在でも相続で歴然と差がある、
嫡出子と非嫡出子の差別を解消するなど、
社会全体の制度を見直してこそ「異次元」のような気がするのですが。
【今日の一句】
どこまでも 付いて行きたい バックシャン
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