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2023年02月27日08:32

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特一節・怪物のメドレー|アリアンロッド2E

【TRPG感想】
先日は自分がGMのアリアンロッド2E(注1)でした。
ネームドモンスターのボスラッシュをやろうぜ、というトワイライトキャンペーンも第04回。
ちょっと間が空いて冷や汗をかきましたが無事に再開できました。
さらに今回は「複数体のネームドモンスターを一気に出す」という実験的試みもあり、とても面白いセッションでした。
よかったよかった。

◆キャラクター紹介
■名前(PL名):コタロー(ムク)
性別/年齢/種族:男/3/ベスティア:カニス
クラス:エレメンタリスト/シーフ/メンター・センセイ
ゲーム的特徴:
WEBキャラシーはこちら。
http://phirosu.php.xdomain.jp/arian/chara.php?id=1100

ついにウィザード最強魔法の一角《ルインストーム》を取得!
、、、あれ、普通これ上級になって序盤に取得するんですが(笑)。
ほぼ自爆一本だったコタローに新たに選択肢ができました。
自爆は実は射程至近なのでこの成長は今回のエネミー複数体出てくる戦闘にはぴったりだったと思います。

ロール的特徴:
今回も楽しくフォルティスとのかけあいありがとうございました。
ゲームがハードだとGMがロールする余裕なくなるので助かりました。

その他:
結構長く色んなキャンペーンをご一緒してるムクさんです。
さすがに超上級の戦略合戦にはお疲れだった様子。
次回からもよろしくお願いします。

■名前(PL名):フォルティス・イサナペンナ(kou)
性別/年齢/種族:男/19/サハギン
クラス:エレメンタリスト/ニンジャ/プロフェッサー
ゲーム的特徴:
WEBキャラシーはこちら。
http://phirosu.php.xdomain.jp/arian/chara.php?id=1106

レベル28になり「傲慢のローブ」により3連続《精霊乱舞》が打てるようになりました。
これは純粋に強いねー。
単体超火力とシーン高火力を使い分ける、王道魔術師ぽさがかっこいいです。
あと純粋に《魔術の王》はフェイトが多いこのレベル帯にはいいよね。
でも、王道魔術師はスターシャインばきばき折って攻撃はしないかも。

ロール的特徴:
モンモンに色々野次飛ばしてくれてありがとうございます。
ただちょっとモンモンさんのロールプレイ的にスルー気味ですいません。
次回はもうちょっと絡むNPC出てくるかもなので、ご期待ください。

その他:
超上級歴が一番浅く、今回も超上級のイニシアチブの長さに驚いていたkouさんです。
次回からレベル30を超えてきます。
アリアンロッドはここからまた違うステージに入ってくるといっても過言ではありません。
一戦一戦頑張っていきましょう。

■名前(PL名):アルマ・リコリス(青海)
性別/年齢/種族:女/49/ドゥアン(牙爪族)
クラス:ビショップ/サロゲート/プロフェッサー・メンター
ゲーム的特徴:
WEBキャラシーはこちら。
http://phirosu.php.xdomain.jp/arian/chara.php?id=1101

2つ目の称号クラスとしてメンターを生やしました。
元々セットアップで「アコライト支援」「フォーキャスター支援」「バード支援+デバフ」をしていましたが、そこにさらに「メンター支援」が合わさり、本当にスキル宣言が呪文詠唱のようです。
フィロスも昔似たようなキャラ使っていたからなんとかわかりますが、そうじゃないとあれは何やってるのかさっぱりですよね(笑)。
そのおかげで攻撃のたびに200点〜300点が加算されるのですから馬鹿にできません。

ロール的特徴:
今回はモンモンさんへの質問ありがとうございました。
ルージと一緒にモンモンと絡みのあるアルマがいて助かっています。
ただ、メジャーが回ってきた時に杖で殴ろうとしたのは無謀だと思いますよ?(笑)

その他:
いつもお世話になってる青海さんです。
同じPCをやればやるほど深いというか、色んな面を見せてくれる面白いロールプレイを魅せてくれます。
さあ、もうすぐ昔遊んだ超上級キャンペーンと同じレベル帯に近づいていきます。
これを経験したことがあるのは青海さんとTSさんだけなので、よろしくお願いします。

■名前(PL名):ルージ・スッフルチ(TS)
性別/年齢/種族:男/18/ヒューリン
クラス:メイガス/カンナギ/センセイ
ゲーム的特徴:
WEBキャラシーはこちら。
http://phirosu.php.xdomain.jp/arian/chara.php?id=1098

前回取得して猛威を振るった《魔術の王》をさらにパワーアップさせるべく《マジックスピナーIII》を取得。
フェイト1点でダメージ6D増えます。
なかなか手番が回ってこないルージですが、作戦参謀としての活躍がそれっぽくていいですね。

ロール的特徴:
今回はそれに加えてモンモンとの絡みもよかったです。
昔なじみのNPCが出るとこういうときいいですよね。
ちょっとPC間格差もあるので、次回は違うNPCがいいかなーとも思います。

その他:
大ベテランTSさんです。
いつもロールプレイで注目することが多いですが、この超上級のアリアンロッドを御しきれるのはやはりTSさんだと思います。
フィロスもいつも多分何か見落としてるので、お互いフォローしながら一緒に公平なゲームを作っていきましょう。

◆あらすじ
■前回までのあらすじ
幽界に迫る異世界からの脅威「黄昏回廊」。
赤く染まった回廊の中に現れるネームドモンスターの姿をした「影」。
凄まじい強さの侵攻に対抗するため、フェルシアは英雄たちを集めて総力戦を決意した。

前回集まったのは、
忍犬の里の期待のホープで、かつて七つの伝承武具を巡る冒険をしたコタロー、
魚人忍法を操り、エルダの生き残りの策略を打ち砕いたフォルティス、
ヴァンスター帝国の密偵にして、不死身の英雄が起こした火の災厄を止めたルージ、
神殿に拾われた孤児で、長年神官として働き、ルージと一緒に火の災厄を止めたアルマ、
の4人です。

アルマさんの支援でメイジ3人が超絶火力を発揮する連携でネームドモンスター8体を倒しました。
合計で倒したネームドモンスターは23体。
残りは68体です。

■オープニング
今回も同じメンツということで神託を聞きに大神殿に集まる一行。
ところが突然地震が。
本来浮遊島であるアヴァロンが揺れることなどなどありえません。
血相を変えて飛び込んでくる衛兵の話で、アヴァロンに黄昏回廊が突然現れたことがわかります。

フェルシア「神託が外れた? いや、未来が変わっているのか?」
アルマ「これは、まずいわね?」
コタロー「??」
ルージ「これまで受け身とはいえ神託で先手を打てていたのが、これからはそうじゃなくなる。本当に相手のペースになるってことだ」
フォルティス「それは、まずいな!」
フェルシア「とにかく、いざというときの体制はできている。普段よりも忙しいが、行けるな? 黄昏回廊を壊してきてくれ!」
一同「了解!」

空が赤く染まり、空間に裂け目ができている黄昏回廊。
普段と違うのは、回廊の中からゴブリンたちが溢れて空中に真っ赤な階段のようなものができています。
ゴブリンたちの背後には、アルマとルージには見慣れた眼鏡の魔族モンモン。

モンモン「やはり、回廊が現実を侵食できるようですね」
アルマ「モンモン!」
モンモン「待っていましたよ。あなたたちが、アバロンの主戦力であることはわかっています。戦いは回廊の中で。待っていますよ」

モンモンは不敵な笑みを浮かべつつゴブリンの攻勢を放置して退いていきます。
アルマたちはあくまでボスが出てきたときの討伐チームなので、ここはダンジョン攻略の得意なチームに任せてシーンエンドです。

■第1ウェーブ
1体目(合計24体目)"ゴブリン四天王"アバト
2体目(合計25体目)マグネティックゴーレム
3体目(合計26体目)アンノウン
4体目(合計27体目)ギガントモス

ダンジョン攻略チームが回廊を攻略し、ボス部屋に到着したらアルマたちにバトンタッチです。
普段よりも禍々しい雰囲気を醸し出すボス部屋で、モンモンが待ち構えます。

モンモン「さあ、出てきなさい!」

モンモンが魔導書を開くと、同時に4体のモンスターが現れます!

コタロー「いつもと違う?!」
ルージ「そんな、ネームドモンスターの影が同時に4つも?」

不敵な笑みを浮かべ消えるモンモン。
キャンペーン初の複数体ネームドモンスター戦闘の開始です!

とはいってもこの4体は平均レベル20程度の雑魚ネームドモンスター。
レベル28のPCたちの敵ではありません。
コタローのシーン攻撃で一瞬で吹き飛んでしまいました。
まあいいんです。これからこれから。

■第2ウェーブ
5体目(合計28体目)試作型ドウラーレスストローク
6体目(合計29体目)鬼鋏
7体目(合計30体目)腐敗騎士
8体目(合計31体目)アジ・ダハーカ

平均レベルは一気に上がってレベル40な中堅ネームドモンスターの皆さんです。
もしPC4人対ネームド1体だったら軽く蹴散らされるレベル帯でしょう。
しかし4体揃って少し粘りました。
鬼鋏が前に出てコタローを足止めしたり、ドウラーレスストロークが味方を守る弾幕を張ったりしてなんとかコタローの連続魔法攻撃から腐敗騎士を守り抜いて倒れる他3体。
GM的には涙ぐましい連携の努力なのですが、次の手番のフォルティスにあっけなく吹き飛ばされました。
フォルティス1000点オーバーおめでとう!(笑)

■第3ウェーブ
9体目(合計32体目)鵺
10体目(合計33体目)暴風王パズス
11体目(合計34体目)屍山血河エフィンガム
12体目(合計35体目)ウルコス

今回の最終戦闘にして目玉。
平均レベルは50弱。
そして要はPC側もエクストラドロップとしてよく使われているエフィンガムさんです。
セットアップで3つのスキルを使えるのは強いですよねー。
いわゆる軍師キャラなので多分こいつを1匹で出してもここまで強くはなかったでしょう。

とりあえずセットアップでいきなり行動値操作によってエネミー全員が最速のコタローを抜き、PLたちを驚かせます。
ふふふ、セットアップで呪文のようにスキルを連打して唱えるのはアルマさんだけじゃないんですよ。

フォルティス「まずいんじゃないかこれ。コタローよりも先に動かれるとわたしたちは攻撃を受ける。攻撃を受けるとわたしたちは弱い」
アルマ「防御もないことはないけど、、、あと《ヘイスト》で抜き返す?」
ルージ「できれば安全策で」
コタロー「ふふふ、俺の出番だな。ちょっともったいないかもだけど《カウンターマジック》で打ち消すぜ!」

コタローよりも先手をとって攻撃する作戦は不発。
しかしエフィンガムの奥の手は1つだけではありません。

GM「じゃあ、コタローが一番早くなったけど、こっちはイニシアチブに割り込むよ?」
コタロー「あ、《アデンダム》!」
アルマ「わたしも《エンカレッジ》でフォルティスを動かす構えをしておくわ」
GM「あ、じゃあこっちもウルコスが《クイックヒール》の構えをしておくね」
フォルティス「い、イニシアチブだけでこんなに、、、」
GM「超上級だとこれがふつーふつー(笑)」

本当に厳密に正しいジャッジかは自信がないですがフィロスのアリアン卓では
「同じタイミングで複数スキル宣言がかぶった場合は、行動値順にまず宣言する。
それを行動値順に解決し、自分の番になったときにキャンセルしてもいい」
というルールで処理しています。
結論、一番行動値が早いコタローがイニシアチブ宣言したので最速で行動します。
しかし、エフィンガムの奥の手はまだあります(笑)。

コタロー「じゃあ、メジャーアクションで《ルインストーム》を」
GM「それ、単体魔法でいいよね? シーンにはしない?」
コタロー「?? ああ。いいぜ。今はシーンにはしない」
GM「ち、まあいいか。エフィンガムの《神算鬼謀》で割り込む。知力対決して勝ったら、ルインストームの対象をアルマにでもしようかな!」
PCたち「なんだとー?!」
GM「知力が低いけど魔術を使うコタローは、神算鬼謀の相手にちょうどよかったんだよねー(笑)」
コタロー「うぬぬ」

ここから長考が始まりました(苦笑)。
知力判定なんですが、お互いに判定値操作やふりなおしやクリティカル打ち消し等を持っているので「相手がこうするならこうする」という読み合いの応酬。

結果的にはコタローがフェイトと《アドバイス》で判定ダイスを引き上げ、ちょっと足りないところを《スティグマ》でごり押ししました。
受動側はこういうとき後出しできるから有利。

コタロー「どうだ! なんか普段の何倍も頭くらくらしたけど、当てたぞ!」
エフィンガム「ふん、犬がよくやる」
コタロー「もう1回、《ルインストーム》だ!」
エフィンガム「こちらも《神算鬼謀》だ。あと2回やるぞ」
コタロー「ええぇぇーー」
ルージ「大丈夫! 今度は俺のフェイトも出しますから。《フェイトルーラー》の使い所です」

知恵熱が出そうなコタローに、支援と一緒にスキルじゃないアドバイスを飛ばすルージ。
さすが超上級キャンペーンをいくつも超えてきた経験値が違います。
結論、PLたちの頭脳を疲弊させつつエフィンガムは陥落。

続けてフォルティスも予定通りエンカレッジで割り込み、強力な光と氷の手裏剣を残った3体にお見舞いします。
この3体もカバーリングやダメージ0変更やクイックヒールで粘りましたが、最初のイニシアチブが終わった時点で瀕死のパズスとウルコスが残るだけに。
そして回ってきたのは、今回初のルージの手番です(笑)。

ウルコス「わ、わたしたちはまだ、倒れない(苦痛体制で復活した演出)」
ルージ「いや、もうお前たちはおしまいだよ。悪夢の中で寝てな(超強いデイメアの演出)」

■エンディング
実はもうひとつウェーブを用意していたんですが、時間の都合でここまでです。
いやー、面白かった。

ウルコスたちが倒れると、モンモンが現れます。
ボスが倒されて崩れ始める回廊。

ルージ「一体なんなんだ。今回はボスが複数もいるなんて、そんなの?!」
モンモン「それは、わたしがあなたたちよりも少しだけ黄昏回廊に詳しいから、ですよ」
モンモン「今日はこれぐらいにしておきましょうか」
モンモン「次はもっと手強いモンスターを連れてきますね(注2)」

モンモンは邪悪な気配を纏ったまま、崩れる回廊と一緒に消えていくのでした。

◆反省と考察
ロール:3点
ゲーム:5点
ストーリー:3点
ボーナス:4点

ロールとストーリーはまあこのキャンペーンレギュレーションなので普通に面白いぐらいだと4にはならないかなー。
ゲームは、本当に面白かった。
これぞネームドモンスターという感じでPLをひいひい言わせられた。
ボーナスは、そんな面白展開のために「複数体いていいのでは」と言ってくれたPLさんたちにボーナス。
おかげで今後も色々面白い展開が描けそうだぞ。

◯良かった点
・ネームドボス複数体連携は楽しかった。

◯悪かった点
・セッション間が空く。
・間が空くと思い出すの大変かも。

個別解説!

・ネームドボス複数体連携は楽しかった。
このキャンペーンで最初作ったレギュレーションは全てのボスを順番に1体ずつ倒すルールだった。
しかしPCの強さとのバランスが悪く消化試合みたいになってしまうことも多かった。
そこでPLさんたちと相談して「弱いネームドモンスターはまとめて出す」という方法をとってみることにした。
結論、今まで曇っていたシーン攻撃も活躍できたし、支援型のモンスターの活躍もできたので、とても面白かった。
ただこれGMの疲労も半端ないんだよなー(苦笑)。

・セッション間が空いてしまった。
前回セッションが2022年9月。
5ヶ月ぶりのセッションであった。
まあ、これはどうしようもないので、メンバー欠けた時に違うセッションやる準備だけしておこう。

・間が空くと思い出すの大変かも。
むしろこっちが改善すべき課題かも。
超上級キャンペーンは考えることがとにかく多いため、PCのできることを思い出すのがとにかく大変。
このキャンペーンも4回目だが、最初の先頭はいつも少し長いのだ。
今までは時間が長いだけだったが、これからは「思い出すための弱いネームドモンスター」はみんな倒してしまったので、最初から強いモンスターになる。
それが理由で敗戦にならないといいが、、。





はい、こんな感じの久々のアリアンロッドでした。
やはりエネミーが単体でいるときと2体以上で出る時は「緊張感」も「使う頭のリソース」も全然違いますね。
でもコストをかけた分だけの面白さはあったと思うので、今後も考えていきたいと思います。
さあ、全部で91体のネームドモンスターのうち35体討伐。
3分の1を過ぎて残りは56体。
頑張っていきましょー。




(注1)アリアンロッド2E:FEARが出しているTRPG。
今年で20周年らしい。
たくさんのリプレイが電子書籍化企画進行中とのこと。
当時買いたかったけど買えなかったものもあったので、電子で買えたら嬉しいなぁ。
もし新展開もあったらなお嬉しい!

公式HPはこちら。
http://www.fear.co.jp/ari/

(注2)次はもっと強いモンスターを:このキャンペーンでは事前にエネミーデータを公開している。
まあ、有名なネームドモンスターだしPL知識で知ってる人と知らない人が不公平にならないようにという考えだ。
ロールプレイ的、演出的にはフェルシアの神託により次に出てくるモンスターやそのデータがわかるという設定だった。
しかし今回神託が使えなくなった、という展開。

立ち去るモンモンの背後に黒い影がいくつもあり、「それが次回登場するかも?」と思わせる演出で今回は終わらせた。

これはセッション終了時点では本当に次回出るモンスターが未定なので「出そうなモンスターの顔出し」という意味があったのだ。
なにしろメタ展開が多くなりがちな今回のキャンペーンなので、PC知識とPL知識をなるべく揃えるようにすることは工夫が必要だなーと思う。


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