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2023年02月18日12:49

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自宅で観た映画(狂った野獣、クルージング、フランティック)

3本レビュー行きます。

2/8(水)
「狂った野獣」(1976年)
主演 渡瀬恒彦 
監督 中島貞夫 
YouTubeの東映シアターオンラインでの無料配信で鑑賞。
銀行強盗をした2人組が路線バスをジャックして逃亡。
乗客を人質に暴走するが、乗客の1人にたまたま宝石強盗をして逃亡中の男が乗り合わせていた。
YouTubeで配信してたのを発見して気になって鑑賞。
作品自体は映画本で知っていたが未見で初鑑賞。
強盗がバスを乗っ取って、全編殆ど警官隊との壮絶なカーチェイスを繰り返す、
B級アクションな日本映画である。
主演で宝石強盗役が渡瀬恒彦で、銀行強盗した2人組が川谷拓三と片桐竜次(刑事ドラマの犯人役でよく見る)。
これでピンと来たのが、渡瀬恒彦に片桐竜次に乗客の1人に志賀勝(悪役ではない)
と来たら、私的には大好きだったアクションドラマ「大激闘マッドポリス'80」 じゃないか!
そういう顔合わせも、さることながら殆どバスの暴走中心のノンストップアクションは、
今の日本じゃ出来なさそうな無茶ぶりな面白さがある。
昔の刑事ドラマ(西部警察とか)な感じのカーアクション。
主演の渡瀬さんは、ワルっぽいアウトロー的なイメージがあるんで、本作でもその魅力があってまた良い。
バスジャック物と言っても、乗客もどこか訳アリというか、最後は欲に目が眩んでしまう人間模様もまた面白かった。 

2/10(金)
「クルージング」Cruising(1980年)
主演 アル・パチーノ 
監督 ウィリアム・フリードキン 
GYAO!で鑑賞。
ニューヨークのゲイが集まるストリートで連続殺人事件が発生。
アル・パチーノ演じる刑事は、潜入捜査でゲイに成りすますのだが…
アル・パチーノにフリードキンという私の大好きな主演と監督による怪作。
初見はかなり昔、テレビの深夜放送で見た覚えがある(さすがに21時からの洋画劇場は無理そうだが)
でも、殆ど覚えてなくて中々見る機会が無かったがやっとの鑑賞。
刑事による潜入捜査物は数あれど、これはもう異色というか、かなり際どい。
同性愛のゲイ社会に、潜入したパチーノ演じる主人公(彼女持ち)があくまでも連続殺人の犯人捜しだったはずが、いつの間にか自分がゲイの世界に…?
これは明確にゲイになったというより、もしかしたら自分もゲイに目覚めたのか?
とパチーノの表情で語る心理描写が上手かったのもある。
ロケもまさにそのゲイストリートで、あるクラブに出てくる人たちは本物のゲイの人たちなのか?
そこは、「エクソシスト」などで女優にパワハラするくらいにリアルな描写を求めるフリードキン監督なんで、
これこそ「ゲイならもっと激しく見せ付けろ!」と演出したに違いない。
その描写もむせ返るような際どい描写が…このリアル感が監督らしくて良い。
この作品、よく分からんシーンがある。
パチーノが逮捕した容疑者を取り調べするシーン。
突如、何の前ぶりも無しで、テンガロンハットを被ったマッチョな黒人が乱入!
その容疑者にビンタを喰らわして去っていく…
なんじゃ、これは?
これは最後まで意味が分からんかったけど、妙に印象に残る迷シーン(爆笑)
このシーンは一部ではネットの嘘字幕動画で話題になってたとか。
この作品、パチーノとフリードキンによるまさに怪作であった。

2/17(金)
「フランティック」Frantic(1988年)
主演 ハリソン・フォード 
監督 ロマン・ポランスキー 
U-NEXTで鑑賞。
学会の出席のため、パリへ訪れたハリソン・フォード演じる医師とその妻は、
ホテルでチェックインしてシャワーを浴びてる最中に妻が突如の失踪。
手掛かりは空港で間違えて手にしたスーツケースだった。
最近はハリソン・フォードのSWやインディシリーズ以外の主演作を再見という事で、
鑑賞してるが今回のはこの本作。
初鑑賞はかなり昔にレンタルビデオだった。
かなり昔でも事の発端やラストはよく覚えていたが、久々の鑑賞でも面白かったのは、
その物語の経過が巧みで展開される点にあったと再確認。
異国の地に訪れた者が、全く関係ない事件に巻き込まれてしまうという、
サスペンススリラーの王道的な内容ではあるが、
そこはやはりハリソンの主人公キャラによるところが大きい。
主人公はフランス語が出来なくて、四苦八苦してしまうのも異国で孤独な立場に追いやられる雰囲気もより出してるのもある。
ここでハリソンの新たな新境地であるサスペンス物だろう(この後にも面白いサスペンスものに出ている)
また、ハリソンが演じるのが医者で、劇中に負傷した人を介護するシーンがある。
これでピンと来たのが、この後に主演した傑作「逃亡者」で、
「逃亡者」に主演したのもこの本作がきっかけだったかもしれない。 
例のスーツケースを取り違えた相手の若い女性を演じたエマニュエル・セニエも良かったのも大きい(ポランスキー監督の現妻である)
また、ハリソンの妻役を演じたベティ・バックリーは「キャリー」で体育教師を演じてた人だった。

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