今日は聖バレンティヌスに由来する記念日。
実際にどんな人物だったのかはいくつかの説があり、歴史のヴェールの向こうで杳としているが。。
一説によれば、269年2月14日キリスト教の信仰を捨てなかったために絞首刑に処せられたという。(wikiより)
そして、この絞首刑の日は我が国においてはジーザスの誕生日であるクリスマスに次いで重要な日とされている。
ただし、それは恋人も濡れる街角の男女に限られる。
おいらはそういう感傷の日々は宇宙戦艦ヤマトの沖田艦長ばりに何万光年も彼方に置いてきてしまった者なので。
バレンタインデーとはまったく関係ないことを日記に書く。
何を書くかというと、毎度おなじみの宇都宮線は土呂のことだ。
今日も午前中に行ってくるよ。
なんでそんなに毎日行くかというと、この街には神経痛に効くブロック注射を打ってくれるペイン・クリニックのお医者さんがいるからだ。
ただし、今日はペイン・クリニックに行くだけでその後のお楽しみ、レトロな喫茶店には寄らないで、ヤオコーで昼食用のパンを買ってとっとと帰ってくることになっている。
保護ネコシェルターにも行かない。
なぜかというと、カミさんが仕事で一日中出かけているからだ。
なので、仔ネコたちのために家にいなくてはならない。
ルカとアンは2022年4月のどこかで生まれた。
一般に成猫は満1歳以降を指す。なので、ルカとアンはまだ仔ネコだ。
仔ネコの間は夫婦のどちらかが一緒に家にいる。少なくとも、3時間以上家を空けることはしないと譲り受ける際に2匹を保護していたシェルターと約定したからね。
実際、この仔らはちょっと目を離すと、押し入れにもぐりこんだりなんだりでやりたい放題を始めるんだよ。
一方、昨日はブロック注射を打ってもらった後、いつもの喫茶店でランチを楽しんだ。
午後は保護ネコシェルターに行ってトラさんと会ってきた。
齢17歳にして相変わらず偉丈夫だったよ。
喫茶店ではこれを読んだ。
おいらが池波正太郎を好きになるきっかけになった作品だ。
それを大島やすいちが漫画にしていたとは知らなんだ。
さすが、バツ&テリーやおやこ刑事をヒットさせた漫画家。小兵衛と大二郎の剣客父子もその嫁になるおはると三冬もヴィヴィッドに描かれていたよ。
と、前置きばっかり長くなっちまったけど、本題はその喫茶店でおいらが頼んだ一品だ。
明太子スパゲッティーを頼んだ。
美味かったよ。
実は前の日のランチも明太子スパゲッティーだったんだけどね。
この日は漫画本でなくて、アニメを見ながらいただいた。これも美味かった。
二日連続して食べても美味い。それが明太子スパゲッティーだ。
レトロな喫茶店のも、生協のも、余計な具は入っていない。
てっぺんにちらした刻み海苔だけ。あとは明太子クリームと絡めたスパゲッティのみ。
素材で勝負ってやつだ。
この明太子スパゲッティの元祖がどこかはよく知られている。
ちょうどあれだ、ナポリタンの元祖が横浜のホテルのレストランなのと一緒だ。
もっとも、こっちは明太子でなくてたらこだけどね。
まあ、似て非なるものだけど、そうはいってもたらこスパゲッティから明太子スパゲッティはすぐそこだ。
そのたらこスパゲッティの元祖は渋谷に本店があるイタ飯屋。
この元祖スパも刻み海苔だけの素材で勝負の一品だ。
そして、この渋谷のイタ飯屋の店名がなんで壁の穴なのかは知らないけど。
壁の穴強盗団は米国の西部開拓史時代に実在した。
そのリーダーをポール・ニューマン、相棒をロバート・レッドフォードが演じたニューシネマがある。
おいらは学生時代に仙台の名画座で初めて見た。
痺れたねえ。
どのぐらい痺れたかというと、有名なラストシーンのパネルを下宿の壁に飾っていた。
その「明日に向かって撃て!」の中のワンシーン、映画史上最も美しい自転車の二人乗りシーンのバックに流れたのが「雨にぬれても」だ。
おいらはこのシーンが好きでねえ、何度見てもいい。
明太子スパが二度食いしても美味いのと一緒だ。
B. J. Thomas - Raindrops Keep Fallin' on My Head
https://www.youtube.com/watch?v=_VyA2f6hGW4
この曲を作ったバート・バカラックが老衰で亡くなった。
享年94歳の大往生だ。
バカラックのメロディはおいらの若者時代のいろんなところで流れていた。
例えば、カーペンターズのこの曲だ。
Close to you / 遥かなる影
https://www.youtube.com/watch?v=V4aJMa-Livo
そして、この曲なんかがバカラックのいいところをよく出している。
サン・ホセへの道/ボサ・リオ Do You Know The Way To San Jose/Bossa Rio
https://www.youtube.com/watch?v=NvVD4paKMeA
口ずさむような軽いノリ、、ボサノヴァのノリだ。
バート・バカラック(英語: Burt Bacharach、本名:バート・フリーマン・バカラック(英語: Burt Freeman Bacharach)
稀代のメロディーメーカーであり、コード進行の激しい曲構造に特徴がある。編曲においては、ジャズを出発点としながらもボサノヴァの世界的流行の時代にその影響を作風に反映した。 wikiより
日本の歌謡界だと、このグループの歌にバカラックの香りを感じる。
もっとも、平田隆夫本人は俺が目指したのはセルジオ・メンデスだと言うだろうけどね。
ハチのムサシは死んだのさ 平田隆夫とセルスターズ 1972
https://www.youtube.com/watch?v=PNOFWUoggZ8
ちょっと意外だったのは、おいらはこのグループのヒット曲は「ハチのムサシ」だけだと思い込んでいたんだけど、そうじゃなかったことだ。
YouTubeをチェックしていて気が付いた。
この曲、けっこう多くの人が知ってるんじゃないかと思うんだけど、あんまりボサノヴァっぽくない。 どっちかというと、ベタな歌謡曲だ。
なので、おいらは全然別の人が作って歌った曲だと思っていたんだよ。
平田隆夫とセルスターズ 悪魔がにくい 1971
https://www.youtube.com/watch?v=Y7Ywf4WpLiI
ということで、ひとつ発見も出来たので、バカラックに戻って〆る。
バート・バカラックといえば、ディオンヌ・ワーウイックは欠かせない。
この曲なんか、好きだったな。
I'll never fall in love again - Dionne Warwick
https://www.youtube.com/watch?v=FzQBOBoPg04
さて、そろそろ土呂行きの準備をせねば。
今日もフリーマンを満喫するぜい
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