打ち寄せる波のように揺れ動く追憶。
夜と朝の境界線がまだ曖昧なトワイライトの色合いに融ける心は、
悔恨と衝動の狭間を彷徨い、いつまでも消えることは無い・・・。
この世界は、歪んだ矛盾と純粋な狂気に満ちている・・・。
それは人間の心の深い穴。漆黒の渇きに腐食される深い穴。
それは、どんなに埋めようとしても、どんどん広がってしまう。
その渇きの穴の奥深くに、果たして僕達が求める真理はあるのか?
そして、アルピニズムも同じように、純粋と狂気に満ちている・・・。
危険であればある程、苦しければ苦しい程、素晴らしい世界。
そして、アルピニズムの挑戦の世界には、底が無い。
どんどんエスカレートしていっても、さらに枯渇するのである。
どんなに持ち上げても転げ落ちてしまう、永劫に持ち上がらないシシュポスの岩。
限りない一瞬が紡ぐ時の流れは、止まったまま。
眩い煌きを放って焼き焦がし、動けないまま。
登攀篇:
https://springbk2.exblog.jp/241720349/
滑走篇:
https://springbk2.exblog.jp/241720677/
ブログ書いてます。良かったら見て下さい。よろしくお願いします〜〜。
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