【アニメネタ】 2022年 4期 総括

　随分遅れてしまいました。
　忙しかったり、Ｗ杯を観たりで消化量が全然進まず、新作がはじまって以降に消化した作品が少なくなかったです＠＠；

〇チェンソーマン
　粗野な青年が悪魔と融合して、凶悪な悪魔と戦う能力バトルもの。
　作画・動画は非常に凄くて、背景も描き込まれている。

　しかし『無教養で即物的で文明性からかけはなれた人間性こそが魅力』だったはずの主人公が、ただのクズにしか描けてないのが致命的。それと「〇〇だからよぉ〜」とかの台詞が滑っててガッカリなんですよね…
　一方、復讐の鬼な刀持ちの準主役の方はちゃんと描かれている。
　マキマさんも謎めいてて良いと思います。

　価値観のいかれた登場人物たちや、殺伐としたところなど、他ではなかなか観れない異色作という点では観る価値のある作品だったと思いますが…「とにかく惜しい」と評するに尽きる作品でした。


〇異世界おじさん
　長い昏睡から目を覚ましたおじさんは頭がおかしくなっていた。
　…のではなく、異世界帰りだった。
　その悲惨な過去を甥っ子と一緒に振り替えるというお話。

　おじさん悲惨で達観し過ぎてズレ過ぎて鈍感過ぎてて笑ったｗ

　しかし最終回はいつ放送されるんだろう…
　昨期に中途で終わって１クール待たされたと思ったら、いまだ最終話の放送未定という、駄目伝説も作ってしまった作品。


△アキバ冥途戦争
　メイドものの皮をかぶったヤクザ・ギャングアニメｗ
　ギャングものらしい展開が続くけれど、そこにメイド要素があってどう反応したら良いのか意味不明になって「え？　え？？　何なのこれ…？？＠＠；」ってな感じで頭が混乱するところが魅力だったかな。
　特に、野球回は心底意味不明かつ目茶苦茶で面白かったですｗ

　最後は凄いことになりますが、ある人は「平和主義者がヤクザと対した時、こんだけの覚悟をもって対することが出来るのか問いかけた作品」なんて言っておられましたが　…まぁ考えすぎでしょうねｗ

　どちらにせよ色々な人の度肝を抜いたのは間違いないと思います。
　私は最後まで「＠＠；！？……？？」でしたｗ

=========以上がちゃんと完走した作品=========

△ガンダム　水星の魔女
　百合＋逆ハーレムな学園ガンダム。
　MS戦はぼちぼち良かったけど、模型を買いたくなるほどのものでは無かったのは残念。

　１話２話あたりは楽しめたのですが、敵も味方も登場人物がいっぱいだのに、イキってるばかりで魅力に乏しかったのが残念。序盤を過ぎると退屈な話が続いてたけど１クール最終話で突然衝撃展開に。
　…とはいえちょっと「下品」だったかなぁとも思いました。

　２クール目で化ける可能性は微レ存　＠＠；？


△後宮の鳥
　支那の王朝にて、死者と対話をするなどの能力を持った後宮の女性が、王等々から様々な相談を受ける話。
　当然、相談内容も死が絡む重いものばかりで私好みではありました。

　…が、散りばめられた伏線を回収して解き明かすのではなく『コマンド総当たりの推理ゲーム的な展開』で、ちょっと物足りなかった。終盤、石田彰さんの登場も唐突感は否めず、オチも何だか大したことが無く、王や主人公双方の孤独をきちんと埋めて行くのではなく「何となく良い感じになりましたよ」って展開が物足りなかったです。

　なお、声優は無名な者が多いが、非常に良かったし、今後が楽しみ。
　作画もなかなか良かった。
　それだけに、これも「惜しいな」と感じた作品です。


△ヤマノススメ　３？期
　序盤は総集編。失敗して落ち込んだり、喧嘩したりでウジウジしたりで、率直に言ってだるかった。
　中盤からは山々や初日の出、川や海を楽しむお話になって良かった。
　それに、山登りの知識がすこーしだけついたりもしますねｗ

　これは、ゆるキャンの元祖みたいな作品だったと言えるかな。
　しかしこちらは、背景が写真を適当に加工したものが多くてガッカリだったし、音楽も負けていたし、登場人物の魅力も総合的に負けていて…　『ゆるキャン△』の出来の良さを再確認してしまった…

　そういや、東山さんは両方に出演してるけど、どちらも似たような役だったｗ
　あと出番は少なかったけど唯ちゃんが可愛いかったですね。

△ぼっちざろっく
　『けいおん』のような作品。
　主人公が超ぼっち体質なところが魅力らしく、あちこちで大好評の模様。
　演奏場面は非常に魅力的だったし、江の島観光も良かったのですが、それ以外は私には刺さりませんでした＠＠；

　これが刺さるなら、ヤマノススメも刺さらないのかなぁと思ったりもしました。

△虫かぶり姫
　逆・悪役令嬢もの？
　儚げな主役の声は好きなんだけど、話は非常に平凡。
　話の都合で、王子や取り巻き達が全員揃ってポンコツになったりとかもガッカリ。
　それと政治話は背伸び感がヒシヒシだっただけに、恋愛話に集中して欲しかった。

　主役の性格は全然違うけれど『赤髪の白雪』の完成度の高さを再確認させられる作品でありました。

△陰の実力者になりたくて
　中二病な主人公が転生し、本当に陰の実力者になって悪の秘密結社と対峙する話。
　各所で好評なようだし、ワルブレ級のネタアニメであるという猛プッシュを受けたので観てみたけれど、ワルブレ級では無かったかなｗ
　が、作画等は進化してるし、あんまし引っ張ることなく主人公が俺TUEEEするので気軽に楽しめました。

△恋愛フロップス　（結構ネタバレ）
　ラッキースケベだらけのドタバタ学園ラブコメ。
　特に１話の密度はなかなかでした。
　その後も良い意味で「何じゃこりゃ」展開が続いてぼちぼち楽しめました。

　…と思いきや、後半からまさかの展開が。
　１話からこの『裏設定』に気付いてた人達は凄いですねｗ

　しかし終盤における主役の行動や葛藤が、お約束をなぞるばかりで薄っぺらく、共感しにくかったのは残念なところでした。女の子たちの人数も多いので、思い入れが薄く、その辺もちょっと作品に入り込めなかったのも残念。
　１クールにするには薄く、２クールにするにはだれてしまう。そんな案配だったように思います。

　そして何より、SF展開に出合ってない人には結構驚きがあって楽しめたかも。
　それに結末も大団円ということで、観てて良かったと思う人も多かったんじゃないかなと思います。

=========以上が一応完走した作品(若干〜結構流し観)=========

△うたわれるもの　２期の後半の２クール目
　…ついに脱落。
　大河ドラマみたいな作品だけど、やっぱし登場人物が増え過ぎたのと、それが魅力的とは言えなかったのが致命的かな。
　せめて展開をもっと大味にしてガンガンやれば最後まで観れたのかもしれないけれど…

▽ブルーロック
　Ｗ杯が盛り上がってるさなかに放送されたタイムリーなサッカー作品。
　しかしいきなり「日本をＷ杯で優勝させるために必要なのは、絶対的な点取り屋の存在だ…」な〜んて、いきなり不正解をドヤ顔で語られた時にはガッカリしましたｗ　さらにＦＷばかりを集めて、サッカー的デスゲームを始めるというハチャメチャぶり。日本のＦＷが『慎重』なのは、総当たり戦ではなく勝ち抜き戦が多いからなんだぞ〜！　等々、突っ込みどころだらけ。
　とはいえ、決定的に駄目だった点は…　代表を目指してるエリート候補達が「かなり基本的な策」に思い至らず簡単にはめられる描写。これにはガックリ来てしまい、観てられなくなってしまいましたｗ；
　とはいえ一部サッカー少年には大好評ですし、ネタの宝庫ではあるようなので、何とか消化する日が来るかも。

追記：やっぱ文句なしに面白い『サツカー』アニメといえば、コレですよ！
　https://youtu.be/hcpnglHl4Gc　30秒でお腹一杯になれますのでご覧あれｗ

=======以上が中盤〜終盤まで観た作品=====
=======以下は放送が遅かった追加枠=======

△艦これ　２期
　作画が凄い！！！
　そして昭和の実写映画みたいな雰囲気は久しぶりで新鮮だった。
　しかし…２話以降は恐ろしくて観れてません。
　西村艦隊の物語なんて正視できる自信が無くて…

=========以上感想〆=========

　これ以外はほぼ１話か２話で脱落してしまいましたので、感想のない作品の認識は以下の通りのままです。
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1983535295&owner_id=206229
　最初の印象から大幅に変わったのはほとんど無くて、強いて言うならガンダムが失速気味なくらいかな？

　年内に完走した作品は本当に僅かでした。
　Ｗ杯というのも原因の１つですが、もう１つは『なろう系』の増加も消化率低下の原因かも。

　なろう系に自体に飽き飽きしたのもありますが、『凄く雑』に作っている制作陣が余りに多いから、かな…　本当にガッカリなんすよね。『ラスボス飼ってみました』や『真の仲間じゃない』とか酷過ぎたし『最果てのパラディン』も今一歩でした。

　どの作品も『無職転生』や『異世界おじさん』くらい頑張れとは言わないまでも、その作品を愛して、その作品を魅力的にして、愛して貰おうって気持ちのない制作陣に台無しにされる作品を観るのは本当に残念な気持ちにさせられます。
　素晴らしい作品を踏み台にするのは本当に止めて欲しいです…　＞＜；

　ということで、アニメ化の報を受けても、嬉しさよりも不安を感じるような事態が今後も続きそうですわ…