そして私はいつか
どこかから来て
不意にこの芝生の上に立っていた
なすべきことはすべて
私の細胞が記憶していた
だから私は人間の形をし
幸せについて語りさえしたのだ
この歌詞が私の人生を決定的にさせた歌詞だろう。
この歌詞とこの歌詞に曲をつけた武満徹の曲に出会わなければ、今、自分は、人間の形をしていない可能性もあった。
そのくらいのことが自分の中で言える。
遥か彼方から来たこの形は、
今も少しやつれこそはしたが、まだここにいる。
わずかなつながりと時間を。
僕らは、ある種決まっていたこととして、
通り過ぎる。
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