■今回予告
関東近郊に人知れず存在する村、風鳴村（かぜなきむら）。
ここには、“供物を空に返す”という風変わりな風習が存在した。
風に乗ってきた恵みを風に返し、また恵みは循環する……。
その欺瞞に満ちた信仰が結実する時、
空は割れ、“それ”が降りてくる。
嗚呼、風が鳴く――。
ビーストバインド トリニティ
『風の鳴く村』
心焦がすは魔の渇望、心つなぐは人の絆。
■ＰＬ人数
・１〜５人。
・ＮＰＣが判定等のサポートを行う。
■キャラクターメイク
・要点� Д�イックスタートおよびコンストラクションのどちらで作成してもよい。
・要点�◆Ы蟷�する経験点の使用は基本的に自由である。
・要点��：公式に発表されているデータは、特殊なものを除き使用を許可する。
・詳細は、後述の「■レギュレーション」参照。
・ただし今回はかんたんＢＢＴ戦闘ルール（
https://talto.cc/projects/jbfzlZD78e7wRFE0nTitp/rev/h-5sEKKFOS/booklets/9kA46J_G1f）を使用するため、データは一部のみ使用する。また、スタイルは３役揃わなくとも問題ない。
■ハウスルール
▼要点� О焚爾痢孱贈贈壹�・エゴ事前処理ルール」を使用する。
（
https://talto.cc/projects/jbfzlZD78e7wRFE0nTitp/rev/h-5sEKKFOS/booklets/9kA46J_G1f）
▼要点�◆О焚爾痢屬�んたんＢＢＴ戦闘ルール」を使用する
（
https://talto.cc/projects/u93dKLiBb65QSPwhD8HLi/rev/vuaAUJaAd-/booklets/Ku8VOd0iN_）
▼要点��：他の詳細は、後述の「■ハウスルール詳細」参照。
■特記事項
・本シナリオにおいて、情報収集は設定されていない。
・本シナリオにおいて、舞台裏の処理は基本的に発生しない。ただし、ＰＬが望むならクライマックスフェイズ開始までに１回だけ、任意のタイミングで舞台裏の処理を行ってよい。
■シナリオハンドアウト
・ＰＣ共通のハンドアウトを使用する。
・「完成したキャラクターシートを提示した順」に暫定ＰＣ番号を設定する。
●ＰＣ共通：それぞれの理由で風鳴村（かぜなきむら）の風還大祭（かざがえしたいさい）に行き会う。
絆：風見 颯希（かざみ・さつき） 関係：好感、疑惑など
▼クイックスタート：血塗られし魔剣、鬼神警官、天の御使い、夜闇の着装者、這い寄る神話生物
▼コンストラクション：指定なし 推奨カヴァー：指定なし
ある初夏の日。キミたちは、それぞれの理由で関東近郊の山村“風鳴村（かぜなきむら）”を訪れていた。
この村は、供物を空の神“カゼナキサマ”に捧げるため気球で空へ送るという風変わりな習慣があり、間もなく最も大きな“風還大祭（かざがえしたいさい）”が行われるのだという。
案内してくれた風見神社の娘、巫女の風見 颯希（かざみ・さつき）はそのメインを務めるということでとても張り切っていた。
だが、澄み渡る空と、晴れやかな村民の表情に比べ、どこか不穏な空気がこの村を覆っていた。
そして祭りの日――それは現実となる。
降り来たる破滅に、キミたちは――。
【ＳＡ：生還する】
■村を訪れた理由表（１Ｄ６ ＲＯＣ）
・ＰＣは、ハンドアウトの内容に加えて、下記の表から１つを選んで村に来た理由を設定する。
・「１人まで」とある項目は、その項目を選べるＰＣが全体で１人までであることを表す。
・「追加ＯＰあり」とある項目は、その項目を選んだＰＣがいた場合、オープニングフェイズにおいて個別の短いシーンが追加されることを表す。
・「モータル可」とある項目は、その項目を選んだＰＣはルーツとしてモータルを選択できることを表す。ただし、「モータル」のＰＣは全体で１人までとする。
【１】夢の中で出会い、夢の中で友誼を結んだ少女がいる。その少女――風見 颯希（かざみ・さつき）に会いたくて、なにかに導かれるようにやってきた。（１人まで／追加ＯＰあり／モータル可）
【２】ドミニオンの時空乱流に巻き込まれ、この村に飛ばされてきた。
【３】邪悪な気配を感じ、それを討つべくこの村にやってきた。アンノウンマンはこの村を認知できていないようだ。
【４】旅行中、たまたまこの村に迷い込んでしまった。（モータル可）
【５】親しいＮＰＣの依頼や所属する組織の命令で、“異様な気配”について調査しに来た。アンノウンマンはこの村を認知できていないようだ。（追加ＯＰあり）
【６】夢の中で、ある少女から“娘を助けてほしい”と懇願された。いや、夢ではあるが夢ではない。彼女の願いを叶えてやりたい。（１人まで／追加ＯＰあり）
【７】その他、ＰＬの任意
■ＰＣ間絆について
ＰＣ間絆は、ＰＣ番号が次に大きいＰＣに対して取得する。ＰＣ番号が最も大きいＰＣは、ＰＣ番号が最も小さいＰＣに対して取得する。
ロールプレイを円滑にするため、ＰＣ間絆を取得した相手とは「互いに既知である」という設定を推奨する。ただし、「そうでない方が面白くなりそう」と感じた場合は、どちらかが一方的に知っていたり、どちらも初対面であったりしてもよい。
■登場ＮＰＣ（シナリオ中取得する絆の候補）
“風の巫女”風見 颯希（かざみ・さつき） １０代女性
ルーツ：巫女＝異能者＝邪神の分霊／エゴ【みんなの役に立ちたい】［絆：村のみんな（感謝）］
・早見神社の巫女。この村を出ることなく育った。出生直後に母を亡くしている。予知の異能を持つ。
“風見神主”風見 高嵐（かざみ・こうらん） 外見４０代男性
ルーツ：マジシャン＝眷属／エゴ【空に還したい】
・ドミネーター。颯希の父で、風見神社の神主。カゼナキサマを崇拝し、供物を捧げる儀式を先導する。
“夢の少女”風見 朧（かざみ・おぼろ） 外見１０代女性
ルーツ：巫女＝異能者＝邪神の分霊＝幽霊／エゴ【娘を助けたい】
・追加動機【６】を選んだＰＣの夢に現れ、娘を助ける依頼をする女性。全身がずたずたに引き裂かれている。追加動機【６】を選んだＰＣがいない場合、登場しない。
カゼナキサマ
ルーツ：邪神の分霊＝妖精／エゴ【供物を貪りたい】【あまねく覆い尽くしたい】
・ドミネーター。村の供物を受け取っているとされる神性。“空の向こう側”にいるとされるが……。
■レギュレーション
▼ＰＣの作成方法
・クイックスタートおよびコンストラクションのどちらで作成してもよい。
・ＰＬの所持する経験点の使用に制限はない。
▼使用を許可するデータ
・公式に発表されており、ＰＬが該当データを所持しているものに限る。ＧＦ誌先行掲載データの使用も可。
・「彷徨える少女」「名探偵」「怪獣使い」「サバイバー」は扱いが難しいため、必ずＧＭに相談すること。
・「モータル」は「■村を訪れた理由表」で【１】か【４】を選択したＰＣのみ使用できる。また、「モータル」のＰＣは全体で１人までとする。
▼大罪について
・『アドヴェント』および該当データを所持しているＰＬに限り、使用を許可する。
・ただし、大罪はデータだけの要素ではないため、必ず事前にＧＭに設定を説明し許可を取ること。
・上記補足：シナリオメイカー（田中）がＧＭの場合の目安は、「大罪がキャラクターの人格や行動指針に深く関わっていること」になります。
▼他のセッションで使用したＰＣの持ち込みについて
・持ち込みを可とする。
・元のＰＣを、他のＰＣに合わせて経験点を減らし弱体化させて参加していた場合、減らした分の経験点は返却する。
・同時に、このセッションでＰＣが失われても、元のＰＣには影響しないものとする。（簡単に言えばパラレルワールドのような扱いとする。）
・ただし、このセッションで持ち込んだＰＣが失われた場合、アフタープレイで最終的に得られる経験点を半分（端数切捨て）とする。
■ハウスルール詳細
▼以下の「ＢＢＴ絆・エゴ事前処理ルール」を使用する。
（
https://talto.cc/projects/jbfzlZD78e7wRFE0nTitp/rev/h-5sEKKFOS/booklets/9kA46J_G1f）
▼以下の「かんたんＢＢＴ戦闘ルール」を使用する
（
https://talto.cc/projects/u93dKLiBb65QSPwhD8HLi/rev/vuaAUJaAd-/booklets/Ku8VOd0iN_）
▼絆・エゴの処理について
・本シナリオはシーン数が少なめであるため、「エゴのロールプレイによる罪の獲得は１シーンにつき１回まで」の制限を適用しないものとする。
▼舞台裏の処理について
・本シナリオでは通常の舞台裏の処理を行わない。ただしPLが望むなら、１人のPCにつき１回まで、クライマックスフェイズ開始時までの任意のタイミングで舞台裏の処理を行ってもよい（シーンの最中でも舞台裏の処理を行ってよい）。
▼絆の関係の変更について
・絆の関係を変更できるタイミングに「適切なロールプレイを行ったとき」を追加する。
▼人間性の回復について
・人間性が０以上でクライマックスフェイズを終えたPCは、「人間性の回復」においてダイスを振らないことを選択してもよい。
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