mixiユーザー(id:17855561)

2023年01月15日00:08

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ハトからオウムへ

荷物を運搬する場合、積みすぎてしまって事故が起こるなんて事がありますが、
昨年、紅海に面したスーダン北東部のスアキンの港で羊の積み過ぎで船が沈んでしまい、
大半の羊が溺れて死んでしまうという事故が起きたんですね。


この船が積める羊は九千匹までだったんですが、
何と一万五千八百匹を載せちゃってたそうでして、
沈んで当たり前というところもありますよね。


乗組員は全員無事だったんですが、羊は七百匹しか救助できなかったそうで、
まさに【羊たちの沈没】って感じですよね。


乗組員に
「どうしてそんなに羊を積んでしまったんですか?」って聞いたら、
「数えてるうちに何度も寝てしまうので、つい積みすぎてしまったんです」
と言ってたそうですけどね。


数が多いというのはトラブルの元になったりしますが、
マンションのベランダに干していた洗濯物を汚されたり、ひどい悪臭に悩まされるなど、
【フン害】と呼ばれる鳥の被害に悩まされている方は昔からいらっしゃいますが、
最近その相談件数が増加傾向にあるそうですね。


原因は凝ったデザインのマンションや戸建てが増えたという事が挙げられましてね。
凝ったデザインが増えたため、建物の外周りに多くの凹凸部が設けられるようになったんですね。


そして後付けの太陽光パネルを設置する住居が増えた事も挙げられます。
その結果、風雨が直接当たらない場所が増え、
そこにハトなどの鳥が巣を作るようになっちゃったんですね。
害鳥獣駆除業者に寄せられる依頼件数は、この十年で三〜四倍になってるそうですね。


しかし、洗濯物が汚れたり悪臭といった【フン害】はまだいい方でして、
実はハトなどの鳥のフンが、恐ろしい健康被害を引き起こすこともあるんですね。


発熱やせきなど、風邪やインフルエンザに似た症状が出るという
【オウム病】という病気がありましてね。
最近、このオウム病の原因として最も問題視されているのが野生のハトでしてね。


駆除業者に協力してもらって、ある地域のハトを調査したところ、
二〜三割のハトのフンから、オウム病の病原体であるクラミジアが検出されたんですね。
この事から、ハトが群れをなしている大きなお寺のお坊さんたちは、
その三人に一人がオウム病にかかってる可能性があると言われるようになったんですね。


大きなお寺には、野生のハトが沢山いますよね。
居酒屋の常連さん並みに頻繁に顔を出しますから、当然フンもたまります。


神社仏閣等で大量にたまったフンの掃除を日常的にしていたら、
チリ状に舞い上がったホコリ、つまりはフンを吸い込んでオウム病に感染してしまう人が
一定割合いても不思議ではないわけですね。


オウム病というのは、重症化すると肺炎を起こしたり、時には病原体が脳に達し、
意識障害につながることまであるそうでして、最悪死に至るケースもあるそうですね。


この状況を受けて、日本中の神社仏閣に聞き取り調査をした方がいいですよね。
「・・・すみません、このお寺にはハトは多いですか?」
「このお寺にはハトは多いですか?」
「ハトのフンの掃除をされてますか?」
「ハトのフンの掃除をされてますか?」
「聞いてるのはこちらなんですが」
「聞いてるのはこちらなんですが」
これだけオウム返しされたら、確実にそこのお寺のお坊さんは、オウム病にかかってるでしょうね。


微笑亭さん太
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