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2023年01月05日06:52

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ネバー岐阜" アップ市民目線でつづる福島県いわき市旅記

今日、お誕生日を迎えた人に私は知り合いはいない

だけど、確かにいるんですよね
「今日、お誕生日を迎えた人」

だから、私は毎日口にしてるんです
「今日、お誕生日を迎えた人、おめでとうございます!」って

めぐりあって、知り合って、友だちになったら直接つたえればいい

だけど、見えない人、知らない人も含めて私は大好きだと思える心を育てていきたい

そんな気持ちでいますんで、一度、お誕生日を伺ったら決して忘れないようにしています。勿論、事情や遠慮深さゆえ、お誕生日を教えていただけない人もいらっしゃるけど、気が向いたらいつでも教えてほしいって思ってます


「誕生日」
これを迎えることがどれほど大変か!

私が生まれるまでもそうだったと母は言うんです

母が「おなかが痛い」って何度も父にうったえてるのに父は酒をあおってるだけ

「がまんしろ!」と怒鳴るだけ

母は当時、福島県から名古屋の社宅へ引っ越してきて間もない頃で、周りには身寄りもなければ友人もいなくて、酒乱の父に従わざるを得ない環境だったと言います

「がまんしろ!」

この父の怒鳴り声にやむなく従うしかないのか?という状況下で、そのまま従ってたら「私は産まれていなかった」


母はたったひとり、自ら決断をくだす

腰を上げて立ち上がり、靴を履いて玄関を出る

知らない病院を目指してとにかく歩きに歩き続けた、と──

気がついて振り向くと、泥酔状態の父がブラブラになりながらも後ろから付いてきたって


歩いた先でやっと見つけた大きな病院に飛び込む

そして力をふりしぼり事情を説明して

その病院で私を出産


試行錯誤
手探り状態
たぐり寄せる糸さえもない

劣悪な環境、状況下で、奇跡的に私は産んでもらえたんだな

それを可能にしたのは「これじゃいけない」という母の「ひとりぼっちの決断」「ひとりぼっちで起こした行動」

そしてその決断と行動が、病院のスタッフさま、先生の「助け」へとつながったんだな

フォト

今、私たちがこうして生きてる──

それは決して当たり前なんかじゃない!

必ず誕生させるまでに戦ってくださった人がいる

それを忘れないで今を生きられた時
私たちも新しい力を自らの心に誕生させていける!

環境や状況じゃない

ひとりぼっちの決断

「いのちを守る決断」ですね


今日、お誕生日を迎えたあなた

おめでとうございます



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