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2022年12月27日05:44

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特定秘密保護法について思うこと

■特定秘密漏洩容疑で海自1佐を懲戒免職処分 元上司に「畏怖の念」
(朝日新聞デジタル - 12月26日 14:29)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=7240328


 自衛官が漏らした秘密というのはおそらく、実質秘といわれる秘密だ。実質秘とは、秘密にする必要性が高い秘密、具体的には、軍事外交上の国家機密や個人のプライバシー情報が実質秘だと言われている。そうでないと懲戒免職にはならないだろう。
 それ以外の秘密を公務員が秘密指定して国家秘密として扱うこと(これを形式秘という)は基本的にあってはならない。主権者たる国民は、国家が保有する情報について知る権利があるからだ。

 ところで、こういう事件が起きたことで、特定秘密保護法は、やはり必要だったと早合点してはならない。
 というのは、特定秘密保護法がなくても、実質秘は、国家秘密として非公開扱いされている。つまり、特定秘密保護法がなくても公務員に実質秘の守秘義務はある。だから、特定秘密保護法は、制定する必要がない。
 そして、何よりも有害だ。つまり、特定秘密保護法により、公務員は自身の判断で形式秘を簡単に作り出せる。ということは、自身の都合が悪い情報を隠蔽するための手段として使われたり、国民に開示すべき情報が非開示扱いにされたりする恐れがある。それらの危険を検証する手段もない。秘密にされているからだ。これは、主権者たる国民の知る権利にとって脅威になる。
 僕は今でも特定秘密保護法という法律は廃止すべきだと思っている。
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