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2022年12月26日22:48

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聴覚障害の女性ボクサー

今日はシネマロサ池袋で「ケイコ 目を澄ませて」を観てきました。

監督:三宅唄

配役(役名):岸井ゆきの(小河恵子/ケイコ)、三浦誠己(林誠)、松浦慎一郎(松本進太郎)、佐藤緋美(小河聖司)、渡邉真起子(後藤事務の受付)、中島ひろ子(小河喜代実)、三浦友和(ジムの会長)、仙道敦子(会長の妻)他。

聴覚障害を持ちながらプロボクサーとしてリングに上がった小笠原恵子の自伝を原案に制作された作品です。

物語は2020年の12月から始まります。
都内に戦前からある荒川ボクシングジムに生まれれ月聴覚障害を持ち両耳が聞こえないケイコが練習にやってきます。
練習を終えて帰宅すると、一緒に住んでいる弟の聖司は音楽仲間の女性と練習をしていました。
ケイコは昼間はホテルで清掃やベッドメイクの仕事をしています。
ジムの会長は持病の悪化で視力が落ちて、病院で診察を受けます。
会長は耳が聞こえず、どこのジムにも入れてもらえなかったケイコに目をかけていましたが、若手の有望な選手はそれを妬ましく思っていました。

翌2021年の1月にケイコは試合に挑み、判定勝ちを収めます。
会長はマスコミの取材を受け、ケイコについて語ります。
才能がある訳ではないが素直で練習熱心なところを褒めたたえます。
しかし、母の喜代実はケイコには早くボクシングを辞めて欲しくて、ケイコにその事を話します。

会長の持病が悪化した事で、会長夫婦はジムを畳む事を考えていました。
そうとは知らないケイコはボクシングを一旦休む事を伝える手紙を書いたものの、渡せずじまいでいました。
ケイコがジムにいない間に会長から会員たちにジムを閉鎖する事が伝えられ、後事はトレーナーの林と松本に託されます。
林はケイコを受け入れてくれるジムを探し、後藤ジムにケイコを連れて行きます。
ジム側は受け入れてくれるとの返事でしたが、ケイコは家から遠いという理由で断ってしまいます。

夜になり、ケイコはふらりとジムに寄り、会長とシャドーボクシングをしますが、翌日会長が倒れて入院したと言う連絡が入ります。
ケイコはジムに行き、心が沈んでいましたが、松本とのミット練習で笑顔を取り戻します。
怪鳥の見舞に行き、会長の妻に日記を見せると、妻はそれを会長に読んで聞かせます。

ケイコは3度目の試合に出場しますが、KO負けを喫します。
ジムを閉める日がやってきて、ケイコがロードワークに出ていると、2度目の試合で戦った相手と遭遇して挨拶をされるとケイコは再び走り出すのでした。

岸井ゆきのといえば温和な感じの役が多いイメージてすが、本作ではイメージを覆すストイックなボクサーを演じています。
耳が聞こないハンデを背負っているという役どころで、手話からボクシングのハードなトレーニングシーンなど、これまてに見たことのない姿を見せてくれました。
瞼が腫れ上がった顔はなんともいないものがありました。
強さと脆さと、ちょっと我儘なところも見せるという作品でした。
欧州作品のようにフェイドアウトする終わり方でしたが、制作者は欧州作品を意識しているのかもしれません。

公式サイトURL
https://happinet-phantom.com/keiko-movie/

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