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2022年12月22日17:59

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吉例顔見世興行 第二部 京都南座

「京の年中行事 當る卯歳 吉例顔見世興行 東西合同大歌舞伎」
第二部
京都南座
3等席5000円

行ってきましたーーー!

3等席の天井桟敷近く
激狭だけど傾斜が強く見やすかったです

そして、平日にも関わらず、ほぼ満席!
埋まってないのは西側くらいじゃないかなー
座席間引かずこの入りはすごいなあと思いました
お着物のマダムも多く、
歌舞伎座より、京都の方のお着物はこなれ感と個性があり、こっちの方が好きです

「恋飛脚大和往来玩辞楼十二曲の内 封印切 新町井筒屋の場」
2:10−3:35

忠兵衛を鴈治郎さん
梅川を扇雀さん
八右衛門を愛之助さん

以前忠兵衛は仁左衛門さんで見たので、
全く違う風体とキャラなのでどうなるのかなあ、と思ったのですが、
鴈治郎さんの忠兵衛は、ユーモアがあり優しさもあり人好きされそうな男前。
扇雀さんの梅川もとても美しかったです。
愛之助さんは、やっぱり姿も声も仁左衛門さんを彷彿とさせ、
声通りもよく、嫌なやつと悪くないやつを行き来していておもしろい。
おえんの東蔵さんを眺めながら、秀太郎さんのおえんを思い出しました。
あの秀太郎さん、好きやったなー。

幕間 25分
自動販売機はありますが、店舗での飲食販売はなし。
役者さんたちのご贔屓からの竹馬もなかったです。

「秀山十種の内 松浦の太鼓」
4:00−5:15

松浦鎮信を仁左衛門さん
大高源吾を獅童さん
宝井其角を歌六さん

獅童さんのまっすぐな仁義や勢いや男気が最後の場面でとても活きていた。
心はやっていた様子がなんとも伝わる。
で、お殿様の仁左衛門さん。
「おーーーほっほっほっ」
と高らかに笑うお茶目さ。
突然、気が変わるムラ。
お殿様らしいなああ。
ユーモアと威厳と気品の使い分けがすごいな。
あの、黒い馬に乗っている様も、なんともユーモラス。
季節にふさわしく、明るさもあるお芝居でした。
予定より5分くらい押して終わりました。


来年の南座は、獅童、愛之助で行くで、ってことかな。
お二方とも、新しいこともされているし、古典の歌舞伎もきっちりやろうとなさってるので、上の世代の方との共演機会が増えて、継承も手に入れて、がんばってほしいなあ。
歌六さんは体調不良で17日より休演とのこと。
初心者の私がいうのもなんですが、
私は、おそらく、「丸本歌舞伎」というものが好きなので、
古典の芸を残せる技術がある役者さんが多く育つことを祈ります。
役者が揃わないと、いい芝居はできないもんね。どうか、どうか。


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