mixiユーザー(id:4626097)

2022年12月16日19:35

20 view

輪廻転生

今日は新宿ピカデリーで「月の満ち欠け」を観てきました。

監督:廣木隆一

配役(役名):大泉洋(小山内堅/おさないつよし)、有村架純(正木瑠璃)、目黒漣(三角哲彦/みすみあきひこ)、伊藤沙莉(緑坂ゆい)、田中圭(正木龍之介)、柴咲コウ(小山内梢)、菊池日菜子(小山内瑠璃)、小山紗愛(縁坂るり)、阿部久令亜(小山内瑠璃少女期)、尾杉麻友(荒谷みずき)、安藤玉恵(荒谷清美)、丘みつ子(小山内和美)他。

輪廻転生と人の縁を描いたファンタジー作品です。

話は2007年の12月から始まります。
青森県八戸市出身の小山内堅は地元の漁港で働いていて、帰宅すると死んだ娘・瑠璃の親友のゆいから電話がかかってきて彼女と会います。
ゆいに会う前に堅は妻・梢と瑠璃が不慮の事故に遭った現場に花を添えます。
ゆいは堅いに梢と瑠璃が一緒に映っている写真をに見せると、堅は1980年に梢と結婚し瑠璃が生まれた時の事、1988年に3人で海でキャンプをした事を思い出します。
ある日、瑠璃が原因不明の熱を出してなかなか治らず、ようやく熱が下がると梢は瑠璃の様子が今までと違う事に気づきます。

瑠璃が突然いなくなり、高田馬場のレコード店から瑠璃が来ているとの連絡があり堅は瑠璃を迎えに行きます。
瑠璃はアキラ君という会ったことのない青年に会いに行ったと不思議な事を言い出します。

1999年に堅と梢は18歳になった瑠璃の誕生祝を自宅で行い、ゆいも招待されます。
楽しく過ごしているところに堅は上司から電話で呼び出され、新しいプロジェクトのリーダーに指名されて喜んでいるところに警察から電話があり梢と瑠璃が事故に遭って死んだという訃報を聞かされ、堅は2人の遺体を前に泣き崩れます。

堅とゆいが会っている場面に戻り、ゆいは瑠璃が描いた哲彦という見知らぬ青年の油絵を見せます。

会社を辞めて八戸の実家に戻った堅を哲彦という青年が訪ねて来て、哲彦は瑠璃が事故に遭う前に電話をかけてきて、幼い瑠璃が高田馬場のレコード店に会いに来た話をします。

そして哲彦はバイト先のレコード店の前で瑠璃という女性と出会い、名前を聞かないまま別れるが高田馬場で偶然再会します。
哲彦は瑠璃が堅の娘の瑠璃と自分が会った瑠璃の体験が共有している事を堅に話します。
瑠璃も青森の出身で、瑠璃と3度目の遭遇を市、自分が住んでいるペントハウスに瑠璃を招きます。
哲彦は映画好きで、いつか自分で映画を撮る事を夢見ていて、瑠璃を8ミリカメラで撮影します。
哲彦は母親がアキラと名付けたかったものの父親がアキヒコと名付け、哲彦自身はアキラの名に愛着を持っていました。
哲彦と瑠璃はその夜結ばれますが、連絡先すら聞かないまま瑠璃は帰ってしまいます。

2人は4度目の遭遇をしますが瑠璃はもう合わないつもりだったと告白します。
瑠璃は偶然見かけた夫婦に憧れていて、その夫婦が堅と梢で、2人の娘に生まれたかったと告げます。
瑠璃は哲彦とまた会う約束をしないまま帰り、哲彦は瑠璃との再会をひたすら待ち続けますが、瑠璃が踏切で事故に遭い死んだ事を知ります。
そして哲彦は堅に、瑠璃が堅の娘に生まれ変わるために死んだのではないかと語りますが、堅は強く否定します。

ゆいは瑠璃が描いた哲彦の絵は幼い瑠璃が記憶を頼りに描いたものだと言います。
そしてゆいは堅が一緒に仕事をした事のある正木龍之介の話をし始めます。
哲彦が会った瑠璃という女性は龍之介の妻でした。
龍之介は父親の建築会社を継いで会社を大きくし、自分の子を継がせたいと考えていました。
瑠璃を一目ぼれした龍之介は瑠璃を妻にし。何不自由のない生活をさせましたが、瑠璃が卵管閉塞症で子供が産めない体だと知り、龍之介は瑠璃に冷たくなり夫婦関係は冷え切ってしまいます。

龍之介が出張から帰る予定が早まり、帰宅すると瑠璃が余所行きの服を着ているのを見ると龍之介は瑠璃に他に男がいると疑います。
瑠璃は離婚届を置いて家を出ますが、龍之介が追いかけてきます。
そして瑠璃は踏切で電車に撥ねられ命を落とします。
龍之介はそれから荒んだ生活を送り、会社は倒産します。
龍之介の姿を見かねた堅の上司が堅に龍之介と組んで仕事をさせます。

堅は自宅に龍之介を招くと、瑠璃は龍之介にそっけない態度を取りますが、龍之介は堅の娘の瑠璃が自分の妻の生まれ変わりである事に気づきます。

哲彦に会いたがっていた瑠璃は母の運転する車で哲彦に会いに行こうとしますが、梢の車の後を龍之介の車が追いかけてきます。
梢は急ハンドルを切って龍之介の車をやり過ごそうとしますが、トラックが突っ込んできて梢の車に衝突して梢も瑠璃も亡くなってしまいます。

ゆいは自分子を身籠った時にお腹の子から「るりという名前をつけて」という声を聞き、娘にるりと名付けます。
そして、るりは瑠璃の記憶を受け継いでいました。
堅はゆいの話が信じられず声を荒げますが、ゆいは瑠璃が描いた哲彦の絵が見つかったら連絡が欲しいと告げます。
堅は自宅の倉庫にある瑠璃の遺品から油絵を見つけ出します。

ゆいは堅に転生の話をして説得しようとしますが堅は信じません。
ゆいは瑠璃の携帯電話に残っていた電話番号を見つけると、るりが哲彦に会うと決めていて、堅はるりの言葉に動かされ、もはや受け入れるしかありませんでした。
幼いるりは瑠璃と哲彦が出会った高田馬場に走り出し、若かった頃の哲彦と瑠璃の姿になって再会します。

堅はゆいの言葉を思い出し、様々な思いを抱えながら新幹線で八戸に向かい、梢と瑠璃が映っている映像を見ながら2人を想うのでした。
八戸に帰った堅を身内の清美とその娘のみずきが迎えます。
そして、清美の車の中でみずきが梢と堅しか知らないはずの思い出を語り、みずきが梢の生まれ変わりである事に気づくのでした。

転生を扱った作品はこれまでいくつか見たような気がしますが、本作は天性に転生を重ねるという複雑な構成で、元の女性が不幸な人生を送りながらも心のよりどころにしていた青年に会うことを願い続け、更には父親の前に再び転生した姿で現れるというお話でした。
ラストはホロリとさせられました。

公式サイトURL
https://movies.shochiku.co.jp/tsuki-michikake

1 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2022年12月>
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

最近の日記

もっと見る