■「出世払い」方式、24年秋から=修士対象の新納付制度―文科省会議
(時事通信社 - 12月15日 18:31)
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高等教育は、貧しい人の進学がかなわないなどの問題があり、日本の国力を引き下げています。
このシステムによって、進学できない人が進学できるようになるのはいいことです。優秀な人が集まることにより、レベルが上がるからです。この現象は普遍的にみられます。たとえば、私が高校の時に父親が、「ファゴット買ってやるから、芸大に行け」と言いました。あのでかい筒から出た管のようなものを咥える管楽器です。オーケストラに必須の楽器ですが、(その当時は)マイナーなので芸大ですら四人受験して三人合格という程度だとか。「フルートやヴァイオリンは競争が厳しいが、ファゴットは楽勝だ」との話は、もちろん断りました。
出世払いとは、出世しない人は払わなくていいということですが、出世とは収入でしょう。そうなると、専攻の落差が気になります。
たとえば、私の大学院の同期は、私は予備校、大学、研究所を兼ねた得体のしれない人間
として、国立大学法人の大学院大学の教授、高校教諭兼母校の大学非常勤講師、高校教師、新聞記者です。他に全く違った職についた人などはいません。専攻を生かして生活していますが、それにしても、サラリーマン。学部卒業生と年収面では違いません。儲かる人として、作家などが考えられますが、そもそも修士とは無関係どころか、学歴も不要ですし。
MBAのように、学部卒と収入面で差がつく専攻ではありません。
だから、専攻や大学ごとに考えてはいけません。大学ごとに考えると、全員が高給取りになる医科大学はいいとして、お茶の水女子大のようなよくてサラリーマンという大学は資金源に乏しく機能しなくなります。
ちなみに、自民党の「愛国」など嘘っぱちであり、保護が必要な文化財などにお金が払われていませんし、作業がストップした状態です。
良く練られた制度設計が望まれます。
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