詩：拾う

【拾う】

子どもの頃からずっと
ゴミに心痛めて育った

ゴミをひとつスルーするたび
ボクの心がまたひとつ荒む
自分自身に嘘をつけば
自分自身の心がまた荒む

ゴミをひとつ拾うたび
ボクの心がまたひとつ晴れる
自分自身に正直になれば
自分自身の心がまた晴れる

長い間スルーし続けて
荒みきったボクの心
ごめんね

ゴミ拾いは心拾い
ボクはボクの心を拾う

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2020/09/18作





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