勤め先で、毎日ヨーグルトを食べているご入居者様が何人かいるのだが、とある入居者様がごひいきにしているチチヤスヨーグルト、製造元がくじらい乳業となっていた。
くじらい乳業は、かつて熊谷市にあった埼玉の地場牛乳メーカー。秩父鉄道の熊谷駅の売店の駅売り牛乳がくじらい牛乳だったのだ。
そのくじらい乳業の工場所在地が、行田市富士見町1丁目。
ん?行田市富士見町1丁目といえば、森乳業の本社工場の所在地じゃないか...?
森乳業(わたぼく牛乳)といえば、埼玉県でも一二を争う地場牛乳メーカー。埼玉県内の小・中学校や県立の定時制高校の給食に出る牛乳の大方が、森乳業(わたぼく牛乳)なのだ。かくいう私も、小・中学校時代、給食の牛乳が森牛乳だった。その当時は赤白の波模様のテトラパックだった...。埼玉出身で40代以上の方なら、懐かしく思われることだろう。
その森乳業が、くじらい乳業に吸収された......?
帰宅してから(W杯をTVで観てから)インターネットで調べたが、吸収合併なんて全然していない。
くじらい乳業は、牛乳生産を日高市の秩父牛乳に移譲し、チチヤスヨーグルトの委託生産に特化することになったのである。ちなみにチチヤスは、広島県を代表する乳業メーカーである。
で、その生産工場が、行田市富士見町1丁目、つまりは森乳業の近所に移転してきたわけである。関東で流通しているチチヤスヨーグルトは、くじらい乳業がつくっているのである。
くわしくは、「漂流乳業」というサイトを見て頂くとして、森乳業(わたぼく牛乳)には、これからも埼玉県を代表する乳業メーカーとして、盛業してほしいものである。
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