今から50年近く前、自分が5年生か6年生の時の話。テストが返され、先生は「○○くん」「××さん」と呼んだ。その答案を一人ずつ渡してくれればいいものを、その先生はすぐに前の教卓に置き、それを児童が自分で取るスタイルだった。
自分が取りに行くと、タッチの差で答案を手にした奴の顔が急に曇った。「ひ〜〜〜悪り―――」とつぶやくそいつ。しかしその直後、急に顔色が変わり、そいつはこう言った。
「何だこれ、お前のじゃないか」
そう言って、俺にその答案用紙を渡すそいつ。実はそのクラスには、何故か自分と同姓の奴がいて、間違えて俺の答案をそいつは取ったのでした。単に「お前の」と渡してきたそいつでしたが、その顔は明らかに「お前、相当に悪いな」という表情でした。
それにより不登校や転校になる事はありませんでしたが、「先生、それはないよ」と思える出来事でした。今となっては笑い話ですけどね。
■「成績が悪い生徒と点数」同級生に誤送信 「心の負担」で1人が転学
(朝日新聞デジタル - 11月25日 21:06)
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