タイで中国人法輪功信者がオーバーステイ

まずはタイ語記事翻訳から。
11月20日、タイ入管は中国国籍のリー・リヤン(Mr.Li Liang)をバンコク都心フワマークで2662日のオーバーステイ容疑で逮捕した。
調査によれば同容疑者は2015年7月24日に「観光15日ビザ」で入国、同年8月7日に前述ビザは切れていた。
リー容疑者は「中国に帰国するつもりは無い。自分は中国で認められていない法輪功に参加したことがあり、起訴されたことがある。それゆえ中国の統治体制に不満を持っているので帰国したくない」と自供した。
https://www.matichon.co.th/local/crime/news_3685557

記事には明記されてないけれど、リ―容疑者は強制送還される見込み。法輪功信者でタイに不法滞在している中国人はおそらく彼だけではないはず。

ただ、不法滞在だから本国に強制送還されるのは当然だろう、というのは日本人の感覚で、中にはカネとコネで作り上げた暴力にものを言わせ、タイ、ラオス、カンボジアなど東南アジア諸国に居座っている中国マフィアは多く、タイ当局も先月バンコク都内で違法カジノやパブを摘発し麻薬などを押収したことを契機に「グレービジネスに関与する中国人ビジネスマン掃討作戦」に乗り出していたところ。

その掃討作戦の巻き添えで摘発されたような法輪功のリー容疑者だが、Twitter検索すると「法輪功は三合会と繋がっている」とか「旧統一教会と同じくネオコンと繋がっている」または「臓器摘出されているという嘘」など、日本人とも中国人とも判然としない人々が繰り返し同じことをツイートしている。

三合会の意味がよく分かっていない人に、東北閥は三合会とはまた違ってなどと説明しても無駄だが、タイでよく話題になる振り込め詐欺に法輪功信者がいるなんて報道は見たことも無いし、検索しても出てこない。

彼等の機関紙らしい「大紀元」はフェイクニュースが多い、ともされてるが、では誰がファクトチェックしてるのかというと中国当局らしい。

「中国当局はフェイクニュースと断定してるということは、大紀元は信頼出来るメディアなんだろう」というのも極論だが、プロフィールに「反原発。改憲反対。LGBTQとの連帯」と書いている人が中国当局の言うことを鵜呑みにしてるというのも変な話。

前の日記でも言及したテルフォード事件については「ぴたっ」と黙っていた人達が、旭川少女いじめ自殺についても「ぴたっ」と黙っていた人達が新井祥子元町議の草津町長レイプ告発に騒ぎ立て、それも冤罪となった今、知らん顔をしている。

そんな人達がチベット、ウイグル、法輪功弾圧には言及せず「日本人男性の性犯罪」をイーロン・マスク時代のTwitterでも探している。それもいいんだけど、空しくならないのだろうか。あと、そこまで旧統一教会関係者が嫌いならなんで「宗教二世は施設に入れて再教育！」とやらないんだろう。身内に旧統一教会関係者が居るからかも。合掌。