図書館本

「異人館画廊〜贋作師とまぼろしの絵」
「異人館画廊〜幻想庭園と罠のある風景」谷瑞恵
図書館に続きが返却されていたので、借りてきました。
呪われた絵画にまつわるエトセトラ。
より恋愛話感が強くなっています。
同じ説明が何度もされるところと、犯人明白すぎるのにミスリードしようとして引き延ばしてる感にイライラするけれど、慣れてきました。
クール真面目皮肉イケメン男子と、ツンデレ秀才女子の、喧嘩風やりとりは好き。
主人公側のやってる事が結構犯罪で「良いのか？」ってなりますけど。
まあ…小説ですからね…。

「DEATH「死」とは何か」シェリー・ケーガン
たまには真面目な本でも読むべ、と徘徊して見つけた本。
数年前、会社のクリスマス会でリクエスト本を探していた当時、話題になっていて、興味を持ったけれど、文庫ではない重い本なので購入を断念した記憶あり。
イエール大学教授の人気講義を日本語訳したもの。
哲学的観点から「死」とは何かを考察している本。
宗教思想を交えず、自身の考えを納得してもらおうと説得を試みるが、結果、それを受け入れられなかったとしても良い、という姿勢で始めるのが良い。
反対意見があっても、各自が深く考える機会になれば、というのが良い。
そして、説得させようとする例え話が、極端な例すぎてすごい（笑）
そんなん、そっちしか選択せーへんやん、っていうね。
まあ、でも、中途半端だと迷うしな。その迷うのさえなぜなのか、と、ひたすら問う。
当り前の感覚として持っている価値観や思想が、果たしてどういう思考の元にたどり着いた答えなのか、それは思考停止ではないのか、真理なのか、あらゆる視点から考察するのが哲学。そんな感じ。
自殺は是か非か、という話題で、多感な大学生達に、自殺したくなったとしても、もっと思考するように言いたいのかな、って感じました。
まあ、消えてなくなりたいって思考停止してしまう鬱になっちゃえば、残念ながら哲学も無力だと思いますけどね…。
自殺を禁止している宗教もあるけれど、聖書を根拠とするのであれば、豚肉食べちゃダメだし、様々な材料を使った衣服を作ってはいけないし、親に無礼な態度を取る子は石を投げつけて殺すべきだって書かれているから、結局皆、都合の良いところをかいつまんでるだけ、という話がめちゃめちゃ面白かったです。聖書ってそうなんか（笑）
死後の世界はなく、魂はなく、死は無である、というの、希望も何もないけれど、余命宣告された学生が彼の講義を聞きたいと願ったって宣伝文句が書いてあるの、実際どういう感想持ったのかな。
そして、この講義をなさっている教授がもし自身が死の淵に立ったとしたら何を思うのか、ちょっと聞いてみたい気がします（ヒドイ）。
日々色んな情報のインプットアウトプットに忙しく、ひとつの事を深く、色んな角度から考えてみる事なんてほとんどないですけど、真に知的な活動って、こういうものなのかもしれないなあ、なんて思いました。

ここ数日、ジャニーズ事務所に激震が走っておりますね。
タッキーとキンプリの報道にはさすがに驚きました。
キンプリの岸くんは光一くんとの絡みもあるし、退社はないって思ってたんだけどなあ。
真の原因は何なのかなあ。
SMAPの事を彷彿とさせる感じ、事務所の闇っぽいなあ。
こういう時ほど文春仕事せいって思うけど。
結局、権力には弱いだろうしなあ。
派閥争いとか、偉い人の好き嫌いに左右されるとか、本当に勘弁して欲しい。
光一くんはタッキー退社のあおりを受けて、裏方仕事増えるし…。
そりゃ舞台演出じゃあジャニーズで最も才能ある人なのわかるけどさ！
私は表舞台に立つ光一くんを眺めていたいのよね！
何より、KinKiさん達が悪いことに巻き込まれない事を切に願います。
推しは推せるときに推せ、ですね、ホント。