SAOプログレッシブ2・ノイエ銀英伝 策謀 第2章観てきたよ

■劇場版 ソードアート・オンライン -プログレッシブ- 冥き夕闇のスケルツォ
劇場版プログレッシブの二作目。アインクラッド5層のボス攻略と、胎動を始めたラフィンコフィンのお話ですね。読んだのずいぶん前なのでうろ覚えですが、ミトを除けば大筋で原作通りだと思うのですが……。なんか安っぽい、薄っぺらい印象です。オーディナルスケールもプログレッシブ1もそうでしたが、どうも原作成分が薄くなるとその分映像作品のストーリー面での完成度が落ちるイメージ。今回もボス戦でとあるキャラがキリトに向かって「最後に派手に決めて」のような台詞を吐くのですけど、たぶん原作者はこんな浮ついた台詞書きませんよね？　生きるか死ぬかの極限状態の日本人ティーンエイジャーが、ハリウッド映画のベテラン海兵隊みたいな余裕ぶっこいたこと言えるわけ無いし。作品世界に合ってないんですけど、ノリ重視なのかこれが決定稿として通ってしまう。原作者は映像オリジナル部分には口出さない主義のようですし。この先も期待できないです。とはいえ、次回予告もないしキズメルをはぶんちょすると原作ストックも無いのですが。これで劇場版プログレッシブ終わりなんですかね？　にしては終盤の展開が中途半端なんですが。

■銀河英雄伝説 Die Neue These 策謀　第二章
41話は皇帝誘拐後の帝国の話。42〜44話は、珍しくもずっと同盟の話です。中でも43話はまるまる1話割いて、皇帝亡命を受けた様々な同盟の人々の姿を描いてました。原作よりボリュームを膨らませていて驚きです。退屈ですけど。まあ退屈といえば、トリューニヒトの亡命受入演説はとても酷いですね、お話なのに無責任さに苛々してしまいます。そして同盟軍本部はトリューニヒトの肝いりに牛耳られ、ヤンへの嫌がらせでユリアンはフェザーンへ転任、旅立って行きました。いろんな人とのお別れのシーンがあったのですが、なぜかフレデリカとのそれが無い。これは後々回想シーンでやるつもりなのかな。やらなかったら意味分からんぞ。朴念仁のヤンもフレデリカも気付かないユリアンの秘めた片思いを描写できる、重要イベントなんですよ！　第三章ではいよいよラグナロク作戦が開始、さっそくロイエンタールがイゼルローンへ攻め込むようです。ラインハルトの親征なのでヒルダも従軍するはずなのですが（作戦の最後にミッタマイヤーを動かすんだし）、軍服を……そうでなくせもせめて制服着てくれないかな。地味極まりない未亡人コーデは飽き飽きなんだよお。