「お世話になりました!」
管理のお兄さまに会釈し、ブルートレインの外へ出るも、相変わらずソラはどんより
私、出発時間の都合でこの日も5時から朝ごはんを食べようと食堂車へ
あ、こちらの宿、食べかすなどで汚しちゃいけないので宿泊部屋での飲食は厳禁で、食事をする際は必ず管理のお兄さまがいらっしゃる食堂車で!という決まりがあるので
で、その朝5時
管理のお兄さまは長椅子の上で寝ていらっしゃった
えっ?もう食事されるんですか?
私が起こしてしまいました
私は、山やってるんで、照明つけなくてもヘッドランプの明かりだけでごはん食べて、歯磨きして「そっとおいとま」させていただくつもりでいたんだけどね
起きられたお兄さまはすぐに照明を灯してくださって、テレビもつけてくださいました
そして、お湯も自由に使ってください、と
現役で走ってるブルートレインでは味わえない「人のぬくもり」「おもてなし」を、ブルートレインたらぎでは味わえちゃうんだなぁ
ありがとうございます
このあと、ゆめマート前からバスに乗り、くま川鉄道の肥後西村駅へ
はまだかよこさまと、8時30分に初対面
人吉球磨の人のおもてなし、以前の、はまだかよこさまのおもてなしをちょうだいいたしました
紅葉真っ盛りの神宮寺
くまりば
立山商店さま
くま鉄本社で社長さまに会わせていただき
人吉駅の北側で田園シンフォニーを共に眺めて
カレーの五朋さまでお昼ごはん
さらには
村山公園展望台へとお車を走らせてくださって、それぞれの場所では一緒に写真を撮ってくださって
こうなってくると、ソラ模様とは関係なく、頭も体も晴れ晴れ!
歓迎していただいたお時間、お心
そして、私を案内してくださるため、お出かけされたはまだかよこさまを温かく送ってくださったご主人さま、ご家族さまに心から感謝、お礼を
旅というのは、無数の、そして「お一人」「お一人」の温かさで支えられ、はじめて無事完結していくんです
そしてそのことに気付き、いただいた温かさを自分の「くじけないハート」に変え、今度は自分が出会った人をぬくめていく
その繰り返しをしていくうちに
どんどん強い人に
どんどん魅力の人に
人って、なっていくんでしょうか
この旅から5ヶ月と経たない今年の4月7日
私の大切な相棒が霊山へと旅立ちました
いなくなった、んじゃなくて
「霊山へ旅立った」んです
私も旅人です
出会った人を大切にする旅を続けていけば、いつの日か必ず再会できる!相棒に!
その日を楽しみに、今日から私は生きていく!
令和3年11月
人吉球磨旅記
おわり
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