mixiユーザー(id:57818185)

2022年10月15日23:24

29 view

外来スズメバチ、福岡で巣発見 「定着阻止を」研究者が警鐘 10/15(土) 14:15配信

外来スズメバチ、福岡で巣発見 「定着阻止を」研究者が警鐘
10/15(土) 14:15配信


31
コメント31件


毎日新聞
福岡市内で確認されたツマアカスズメバチの働き蜂=上野高敏・九州大大学院准教授提供

 国内では長崎・対馬だけに定着している特定外来生物のツマアカスズメバチが相次いで確認された福岡市近郊で巣が見つかり、環境省が駆除した。ただ、周辺には他にも巣があるとみられており、「九州北部に定着する一歩手前」と警鐘を鳴らしてきた研究者は、残る巣の発見に「全力を尽くす」としている。

【写真まとめ】大きさは?色は?ツマアカスズメバチの見分け方

 ◇環境省が駆除、数百匹

 ツマアカスズメバチは4月以降、福岡市東区や隣接する福岡県久山町、同県篠栗町で相次いで見つかった。そこで環境省九州地方環境事務所は9月10日から25日にかけて、これまでに確認された場所から3キロ圏内の公園や緑地などに、蜜でツマアカスズメバチを誘い出すトラップを約700個設置。この結果、新たに約30匹を確認した。

 一方、同時期に現地で調査を続けた九州大大学院の上野高敏准教授は、トラップなどから巣に帰るツマアカスズメバチが再び戻ってくるまでの時間を計測するなどして、巣の位置を絞り込み、9月28日、福岡市東区で発見。九州地方環境事務所が10月7日、巣の中のハチごと駆除した。

 同事務所によると、巣は道路沿いのサクラの木に作られていたが、10メートル以上の高さにあり、葉っぱに隠れて簡単には見つけにくい場所だった。直径30〜40センチ程度の変形した球状で、女王蜂1匹を含め数百匹はいたという。

 ツマアカスズメバチは中国や東南アジアなどに広く分布し、2012年に国内で初確認された対馬では数年でほぼ全域に広がった。対馬での調査にも携わってきた上野准教授は、今回の駆除について「九州北部での定着阻止に向け一歩前進できた」と語る。

 だが、上野准教授のこれまでの調査では、周辺には元々複数の巣があった可能性が高く、九州地方環境事務所は餌の中にツマアカスズメバチの駆除用薬剤を入れたトラップを100個以上設置。薬剤入りの餌を巣に持ち帰ったツマアカスズメバチが他のハチに分け与えることで、巣の発見に至らなくても駆除を目指す作戦だ。上野准教授は「巣の駆除が定着阻止のカギとなる。今後も調査を継続していく」と話している。【井上俊樹】
0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する