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2022年10月14日05:16

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【じっくり解説】これがさつまいも品種の、正しい、最新情報

話題の新星も! しっとり、ねっとり、ほくほく系、人気の「さつまいも」5種比較、味はどう違う?
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=77&from=diary&id=7147207

誤記や曖昧なポイントが多いので、いろいろ補足します。


まず、品種名について。
品種登録したときと名前が品種名。
品種名と関係なく、産地がブランド化して名前をつけたものは、その名前の由来も目的も全く別です。同じ品種なのに違う名前を名乗り、商標登録されているものもあります。

「鳴門金時」「坂出金時」は、ブランド名。品種は「高系14号」という、1945年に品種化されたものを地域ブランド化して売っています。
「安納芋」も固定品種ではなく、複数タイプが存在し、古くから鹿児島で栽培されてきたものに由来します。

「シルクスイート」「べにはるか」「ベニアズマ」は登録品種。記事中の表記は「シルクスイート」以外は正しくなく、こちらが正式に登録されている名称。お店でもしばしば誤表記されています。

また、「べにはるか」は各地でブランド化され、「紅優甘」「紅天使」「甘太くん」などの商標登録がありますが、同じ品種です。

食味性の特性としては、大まかに、ホクホク系とねっとり系、その中間型のしっとり系などがありますが、近年、焼き芋向けに好まれているのが、ねっとり系で、「べにはるか」と「安納芋」が、その2大巨頭と言えます。「ベニアズマ」は天ぷらなどに向くホクホク系。また、芋餡やスイートポテトなどに向く、しっとり系の「べにまさり」も、人気品種。ほかに、干しいも用品種、でんぷん用品種、焼酎用品種、飼料用品種などもあります。変わったところでは、色素を取るための品種や、葉を食べるための品種もあります。

「シルクスイート」は、ちょっと変わり種で、保存期間や調理方法で、ホクホクにもねっとりにも出来る、面白い特性があります。長めに寝かせておき、ゆっくりと加熱して調理すれば、ねっとり甘くなり、保存期間の短いものを、揚げる等の急速加熱て、ホクホクに仕上げることもできます。繊維が細く、口当たりが良いことから「シルク」と命名されています。

市販のさつまいもは、出荷前にキュアリング、保管期間が置かれていて、すぐに調理して楽しめる状態になっていますが、芋掘りや自家栽培の場合は、掘り上げてからの管理が、美味しさを左右します。掘ってすぐに食べると、意外と甘くないので注意。

最新の品種で、これから期待されるのが、「あまはづき」。最近登録されたばかりの新品種です。早めに収穫できて、「べにはるか」や「安納芋」よりもひと足早く、甘い、ねっとりした焼き芋を楽しめます。これからの普及に期待です。
また、数年前に登録された品種で、紫芋で初めて、「べにはるか」のような甘さと食感を実現した「ふくむらさき」も、これから人気が出るかもしれません。「ふくむらさき」の焼き芋は、専門店ではいつも品切れ状態の人気です。お店で見かけたら、かなりラッキー。ぜひ試してみてください。


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