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2022年09月29日19:31

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羊の復讐

今日は新宿ピカデリーで「LAMB/ラム」を観てきました。

監督:バルディミール・ヨハンソン

配役(役名):ノミオ・ラバス(マリア)、ヒナミル・スナイル・グブズナソン(イングヴァル)、ビョルン・フリーヌル・ハラルドソン(ペートゥル)他。

舞台はアイスランドの田舎町。
イングヴァルとマリア夫妻は農場を営んでいます。
吹雪の夜に羊小屋で異変が起こり、やがて春になり羊の出産ラッシュが始まります。
雌羊が産気づき夫婦は子羊を取り上げると、マリアはその羊に死んだ娘の名前であるアダと名付けて、牧羊ではなく家族として育てる事にします。
夫婦はしばらく平穏な時を過ごしますが、牧羊犬と猫と母羊はアダにただならぬものを感じていました。

夫婦が出先から戻るとアダが部屋からいなくなり、2人はアダを懸命に探し、アダを見つけます。
アダの左前脚は人間の手で、明らかに普通の羊ではありませんでした。
夫婦の元にイングヴァルの弟ペートゥルがやってきます。
ペートゥルは二本足で立って歩く異様な羊に驚きます。
ペートゥルは問題を起こした事があるようで、マリアはペートゥルを泊めるのに不満を持っていましたが、ペートゥルはアダを受け入れ、アダを連れてトラクターで釣りに出ます。
農場に着く手前でトラクターが故障し、ペートゥルはアダと歩いて帰り、3人で酒を飲みながらハンドボール中継に夢中になり、ペートゥルがミュージシャンとして出演したMVを見乍ら陽気に踊ります。
酔いつぶれたイングヴァルはアダと一緒に眠り、マリアは外で泣き続けるアダの母羊を銃で撃ち殺して埋めてしまいます。
イングヴァルが寝ている間にマリアは厄介者のペートゥルを車でバス停まで送り、ペートゥルを帰します。

イングヴァルはアダを連れて呼称したトラクターの修理に出ますが、手に負えず諦めて魚網を見に行きます。
マリアが帰宅すると銃声を耳にします。
イングヴァルの眼前にアダの父らしき直立歩行する強面の羊がライフル銃を構え、イングヴァルを撃ちます。
そして強面の羊はアダを連れて何処かへと去ってゆきます。
マリアが駆けつけるとイングヴァルは虫の息で声を発する事もなく息絶え、マリアは号泣しながらその場に立ち尽くすのでした。

娘を失った夫婦が半獣人の羊を我が子として育てたものの、とんでもない目に遭ってしまうスリラー作品ですが、理不尽に母羊を撃ち殺した恨みを買ってか半獣人の父羊が復讐にやって来ると言う話で、西部劇をモチーフしたかのような話で、恐怖を感じさせるというより西部劇の殺伐とした後味を感じさせる作品でした。

公式サイトURL
https://klockworx-v.com/lamb

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