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2022年09月28日14:19

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実録!怒涛の多焦点レンズ白内障手術。

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9月26日、私の白内障の1回目の手術日。早朝に夫の車で千葉の病院に行く。

開院した8時に再診の手続きをして、入院時の最終検査の為に夫と共に眼科に。待合室にはすでに外来患者が多数。

やがて、全ての検査を終え主治医の最終診察に呼ばれる。

診察室に入ると、いきなり主治医から「実は申し訳ないことが起きまして」と。

「は?」

「実は今日は右眼手術の予定だったんですが、左眼のレンズが届いちゃいまして・・・」

なんですと〜げっそり

「で、ご相談なのですが、よろしければ今日は左眼を手術するという事でどうでしょう」

「はあぁあせあせ

つまり、それしか無いと言うことね。

「いえ、どうしても右眼からとのご希望でしたら、別の日程にすることも出来ますが」

「いえ、今日のつもりで来たので、左眼でお願いします」と、思わず答えてしまった私。

「わかりました。ありがとうございます。手術は最終になりますが、4時30分くらいまでお待ちください。真摯にやらせていただきます」

あれ?これって病院に貸しを作ったってこと?ま、いいか。

でも、白内障の重い方は右眼。

左眼はそこそこ見えるので左眼から手術すると、暫くものが見えないんじゃ?

すると、主治医はにこやかに。

「大丈夫ですよ。見えないのは明日の朝までで、眼帯を取るとバッチリ見えますから。夜間のサポートは看護師がやってくれますし安心してください」と。

力強い主治医の言葉を信じて入院手術を決める。

が、ここで又予想外のことが。

滅多に無い入院だから個室を予約していたら、この日に限り満室で4人部屋になってしまった。

まあ、重病度の高い人とか、理由ありの人が多いのね。白内障なんて病気に入らないのかも。

家族は病棟にも手術室にも入れないので、入院手続きの前に夫は帰っていった。お疲れさまあせあせ

入院して昼食を食べると、手術開始の4時30分までは病室で30分毎の複数の目薬の点眼が続いた。

手術1時間前には点滴も開始。

本来の手術数日前からの下準備無しに、いきなり手術することになってしまった左眼の突貫準備だ。

この日は特に手術が多く私の番は5時過ぎにやって来た。

点滴しながら車椅子で手術室に向かう。

介護で車椅子を押すのは慣れているが、自分が乗るのは、ほぼほぼ未体験。楽だわあ。看護師さんありがとう。

手術室は病院の奥にあるが、たどり着くまでが大変。

コロナ対策のためか、廊下毎にカード式の開閉扉があり迷路みたいだ。

で、手術室は巨大なスペースにまとめられ、ドラマのような医療ユニフォームを来た、全員名医に見える方々が沢山いた。

ドキドキ表情(青ざめ)

眼科の手術室前には若い研修医っぽい人が大勢いて、ガラス越しにモニターを見ていた。

え!ひょっとして私の手術の見学?

確かに多焦点レンズの手術は多くないようで、なかなか見学のチャンスはないのかも。

やがて手術台に寝かされ髪にキャップを被り、両眼に麻酔を点眼され、左眼だけ出る覆いを顔にかけられた。

左眼の周りを顔に密着され、自動血圧計、心拍測定器、酸素マスクが装着されて手術開始。

何度も何度も麻酔を点眼され、消毒薬も眼にタプタプとかけられ、感覚が無くなる、

すると、なんか、医師が手元でギクシャクしている。

すると、主治医は「ごめんなさいね。最新型の機械で今日が初日なので、ちょっとバタバタしてますが、大丈夫ですよ」

と、軽やかに。

いやいや、軽やかにやないやろ〜!体に力が入ってしまった。

リラックスしてね。といわれてもねえ。

室内ではオルゴールのメロディが流れているが、私にはドクターXのあの音楽がヘビロテしていた。

手術が始まると、痛いとか怖いとかはどこかに行ってしまった。

何しろ眼の前に七色の光の模様がいくつも現れ、中心部を見ていてとの指示の、光の中心には可愛い犬の顔のような模様が点滅。

ひゃ〜!可愛いうれしい顔

手術の機械が動く度に、オルガンのような音階が響く。

眼の中の水晶体の中身を砕く時、細かくひびが入るのも見えるし、多焦点レンズがUFOのように光って入って来るのも見えた。

まるで、エレクトリカル・パレード を見ているようで、あっと言う間に手術は終わった。

「は〜い、無事に成功しましたよ。いい出来です。お疲れさま」と、先生。

眼にはソフトアイカバーという保護アイテムがピタッと貼られて、光も全く見えない。

何も見えず、部屋に帰って、1時時間点滴をして大人しくしていた。

点滴が外れたのが7時で、その後に夕食が出た。

昼食を食べたきりだったので、めっちゃ空腹でペロッと平らげた。

病院食らしい、薄味少量のバランス食で、これ食べてたら痩せるわ。と思った。

その後は9時に消灯で、手術した方の眼を上にして寝てください。と指示された。

家で9時に就寝することなんて皆無。全然寝れない。何度も眼が醒め、うつらうつらしているうちに朝になってしまった。

さらに薄味の朝食を摂り、8時30分に眼科の診察に行く。

眼帯を外してもらうと、明るい!

こんなに世の中明るかったんだ。

でも、画期的にくっきりハッキリ見えるわけではなかった。

多焦点レンズの特徴で全体的にソフトフォーカスだが、以前より断然良くは見える。

くっきりハッキリの単焦点レンズより柔らかく見えるので、以前の見え方と変わらない。勿論、よく見えるようになったけど。

悪い方の視力に引っ張られて若干乱視気味になっていて、完全な視力になるまで時間がかかるとのこと。

いやいや、片眼でも以前より全然見えるではないか。

無事に退院して昼前にタクシーで帰宅した

が、家で携帯を見ようとして気付いた。

多焦点レンズは全距離をカバーするが、手前40センチはぼやけるらしく。携帯の文字が読めなくなった。

仕方ないので保護メガネの上に、母の使っていたハズキルーペをつけてみると、なんと、見えるようになった。ハズキルーペ恐るべし!

料理などの日常作業の手元はよく見える。

何しろ、もう一方の眼の手術をしないと完全ではないので、世界に立体感が無い。

暫くは気を付けて生活しないといけない。

次の検診まで多数の目薬をこまめに点眼。保護メガネの着用。1週間は洗髪洗顔禁止。入浴は首から下しか湯をかけない。

不自由なことも多いが自分のために頑張る。

で、今回のお会計は消耗品を除いて28万円也。これを高いとみるか安いとみるかは、人それぞれだが私は納得した。

経験してわかったが、介護と同じで介護者が居ないと、日帰り手術ではとても出来ないと思った。

入院手術が正しい選択の気がする。

また、来月もあるけどね。



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