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2022年09月09日23:54

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エリザベス女王死去

激動の世界史を英国民とともに歩んできたエリザベス女王が、96年の生涯を閉じた。開かれた王室をめざして模索を続け、亡くなる直前まで笑顔で公務に励んだ。70年の在位の最後まで、英国民の心のよりどころとなった女王だった。

8日に逝去したエリザベス女王は亡くなる2日前まで公務をこなしていた。

場所は静養先である英北部スコットランドのバルモラル城。保守党党首に前日に選ばれたトラス氏を首相に任命した。

女王は昨年10月以降、行事への欠席が相次いでいた。同月、北アイルランドへの旅行を取りやめ入院。スコットランドで開催された「国連気候変動枠組み条約締約国会議」も欠席した。

当時、詳細はほとんど発表されなかったが、米NBCテレビによると、2017年以降、健康上の不安を抱え、専属の医師が休養を取るよう勧め、女王は「しぶしぶ応じた」という。

さらに、何十年にもわたって癖になっていた「夜の寝酒」のカクテルをやめるようアドバイス。王室は「テレビ会議を含め、公式訪問は行わないよう医師が勧めている」とし、公務も大幅に軽減された。

今年2月には、新型コロナウイルスに感染。軽い風邪程度の症状だったが、快復後の4月にあったイースターの式典を欠席。5月には歩行能力が落ち、議会の開会式を欠席した。6月にあった即位70周年を祝う式典でも、一部の行事参加を見送っていた。

最後の公務となった首相任命の翌日もオンライン会合が予定されていたが、参加が突然キャンセルされた。

■英議会、党首討論の最中に異変 駆け巡った一報

8日、異変が起きたのは英議会だった。党首討論の最中、トラス氏に同僚議員が近づき、耳打ちを続けている様子を中継カメラが捉えた。同じ頃、野党側の席にも1枚の紙が回され、副党首が深刻な表情へと変わった。国家レベルの一大事が起きたことを示唆していた。

間もなくして英王室が女王について、「今朝の診断を経て、女王の医師団は女王陛下の健康を懸念している」と公表。その後、長男で王位継承順位1位のチャールズ皇太子(73)が既に女王の近くにいて、女王の孫ウィリアム王子(40)らがバルモラル城に向かっている、と伝えられた。

BBCは午後6時までの放映予定をキャンセルして、女王の容体を伝える特別番組に切り替えた。

そして午後6時半ごろ、女王死去の一報が世界を駆け巡った。
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