旧統一教会の本質

「岸田首相は統一協会がどういった団体であるのか、まったく認識ができてないんですよ。だから記者会見でも社会的に問題がある団体だとしか言えない。司法は布教活動も含めて違法な団体であると認定してるんです。2001年に札幌地裁で統一教会の布教活動は違法だという判決が出されて、それが最高裁まで争われて既に確定してるんです。詐欺的、恫喝的な布教活動であって、布教活動そのものが違法だと。宗教の自由というレベルじゃないんです。文化庁の宗務課は解散命令は出せないと言ってますが、宗教法人法第81条の解散命令は、法令に違反して公共の福祉を著しく害すると認められる場合と規定しているわけで、最高裁判断からすれば十分、解散命令は出せるんです。統一教会に甘い文化庁が法律を勝手に解釈して解散命令が出せないと言ってるだけ。政府の怠慢。官僚がやらないんだったら、そこは政治の判断でやれって指示すればいいだけなんですから。解散命令の当否の判断は裁判所ですから、司法に判断を委ねればいいだけのこと」（本村健太郎弁護士、日テレ『ミヤネ屋』9月2日）