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2022年09月01日23:34

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2022年8月の読書メーター

読んだ本の数:4冊
読んだページ数:1208ページ
ナイス数:163ナイス

https://bookmeter.com/users/981670/summary/monthly/2022/8
■ルビンの壺が割れた (新潮文庫)
この文庫本。書店やSNSでよくみかけたけど、どんな内容かぱらぱらめくってわからず、知らない著者なので目にとめながら通り過ぎていました。冒頭はフェイスブックで、同じ大学で恋愛関係だった2人が「お久しぶりです」「あの時僕はこう思っていたんだ」「私はこう思っていました」。過去の婚約者同士の会話。交信は続き、あの頃は若かったね。ノスタルジックな交信は勝手に伏線になっていて、回収されていくと、うわぁぁぁとなる小説。親が息子に勧められる内容ではないと思いながら帰省中の大学1回生の息子に渡しました。もう成人だからな。
読了日:08月31日 著者:宿野 かほる
https://bookmeter.com/books/15052987

■発注いただきました! (集英社文庫)
作家朝井リョウが企業から依頼を受け、その要請を反映して書かれた21編。それぞれに顧客要求事項があって、それを明示したうえで各章は始まります。小説ばかりでなくエッセイもありました。食品メーカー、出版社、アルコール飲料、ミュージシャン等など。節々の切り替わりは慌ただしかったけど、打ち明け話や、作品の苦労点などがどの作品にも記されていて楽しく読めました。
読了日:08月28日 著者:朝井 リョウ
https://bookmeter.com/books/19812440

■逃げるが勝ち 脱走犯たちの告白 (小学館新書 425)
本書の著者あとがき「逃走犯に興味をもち、本書を手にとった皆様は、どんな気持ちを抱きながらここまで読み進めて下さったのだろう」と書かれています。私がこの本を手にとったのは、新聞の書評を読んでそのまま誘導されました。逃走劇の裏側、逃走のきっかけ、逃走中の思いなどを体験させて頂きました。
読了日:08月15日 著者:高橋 ユキ
https://bookmeter.com/books/19733367

■最悪の将軍 (集英社文庫)
主役は犬公方綱吉。将軍就任直前から物語は始まり、自分の信念を政治に反映してゆく中で、富士山の噴火、地震。病の流行。跡取り息子や娘の早逝。正しく治めようとしても歯車は独自に廻る。そして、刃傷松の廊下、吉良邸討ち入りと赤穂浪士大暴れ。徳川綱吉。歴史に残ったのは悪名だけれど、その背景や実態はどうだったのか、天下泰平のため真摯に取り組んだ姿勢が描かれていました。

読了日:08月12日 著者:朝井 まかて
https://bookmeter.com/books/14531121


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