…正午まで、アルバイト。
帰りに、御成門のみなと図書館へ行く。
帰宅後、DVDで小林政広監督の「海辺のリア」を観ました。
☆「海辺のリア」(2017)監督 小林政広 出演 仲代達矢、黒木華、原田美枝子、小林薫、阿部寛
桑畑兆吉は舞台、映画にと、役者として半世紀以上のキャリアを積み、さらに俳優養成所を主宰する大スターだった。
芝居を愛し続けたかつてのスターも、今や認知症の疑いがあり、長女・由紀子とその夫であり兆吉の弟子だった行男に裏切られ高級老人ホームへと送り込まれる。
しかし、ある日、兆吉はその施設を脱走する。シルクのパジャマ姿にコートを羽織り、スーツケースを引きずって……。
兆吉は彷徨い歩く中で、妻とは別の女に産ませた娘・伸子と突然の再会を果たす。兆吉には、私生児を産んだ伸子を許せず家から追い出した過去があった。
伸子に「リア王」の最愛の娘コーディリアの幻影を見た兆吉。兆吉の身にも「リア王」の狂気が乗り移る。かつての記憶が溢れ出したとき、兆吉の心に人生最後の輝きが宿る……。
ん〜〜〜、キモチはわかるけど、あんまり面白くはない!
仲代達矢の存在感は素晴らしいと思うし、小林監督の狙いもわかるんだけれども。
…どうも、 “ 文学 ” をやろう、やろう、としているところが見え隠れしちゃって、あんまりみっともイイもんではない、と思いました。
撮影当時、仲代達矢、84歳! …映画の主人公である兆吉と仲代自身とが重なって、そしてさらにキング・リアのイメージがその上に重なる。
ま、このあたりは、監督の狙いなんでしょう。そのあたりは、面白いと思いました。
…非常に演劇的な味わいのある映画ではあり、人を選ぶ作品だとは思いますが、好きな人はすっごく好きになりそうな映画ではありますね。
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