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2022年08月19日21:36

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「ちむどんどん」批判にはガッカリ

「『ちむどんどん』への批判が激化…なぜ「朝ドラの脚本家」はここまで叩かれるのか?」というネット記事がありました。

(参考)現代ビジネス「『ちむどんどん』への批判が激化…なぜ「朝ドラの脚本家」はここまで叩かれるのか?」
https://news.yahoo.co.jp/articles/73837ac8d6aa8f6ac7fe1476dd08c00c0c782239/comments

「ちむどんどん」は欠点は確かにないことはありませんが、 羽原大介の前朝ドラ作品「マッサン」と違って明るい娯楽作品なんですから、「ドラマの嘘」的な展開はある程度許容すべきです。

世の中には「ちむどんどん反省会」なるものが立ち上がっていて盛り上がっているようですが、「ちむどんどん」がそこまでダメだと言ったら前朝ドラ作品の「カムカムエヴリバディ」は私が放送期間中に「ロス」宣言をしたクオリティの低い作品で、この作品の問題点を「ちむどんどん反省会」レベルで指摘したら、一冊の本が書ける作品だったとつくづく痛感してしまったくらいです。

大阪に出たっきり、結婚の報告も出産の報告もしない非常識ヒロイン・るいは典型的ですが、るいは千吉に愛情をかけて雉真家次期後継者として育てられたにも関わらず、それをことごとく拒んで大阪に行ってしまう人物。
るいは資産家令嬢でありながら何故か公立高校中退という異常な経歴で、勇と結婚した雪衣が使用人上がりで、勇と血縁関係があるか怪しい昇という子供がいることを考えると、第三者的に見ても勇はるいを大阪に出してはいけなかったはず。
「るい編」以降は思慮に欠ける登場人物が目立ち、私は藤本有紀の脚本は「るい編」以降に関しては原作レベルではないかとすら思っているくらいです。

るいは先述の通り、千吉が雉真家次期後継者として育ててきた人物。母親は自分の産んだ子を後継者に立てようとする行為は古今東西よくある話で、応仁の乱という10年以上続いた大乱のきっかけになった史実すらあるくらいです。

朝ドラは良質なドラマが基本なのに、どうして藤本有紀はサスペンスまがいの作品にしてしまったのか?スタッフが藤本有紀の脚本をいじってもはや原作レベルの作品にしてしまった可能性すら思えます。

8月の「ちむどんどん」も同様に感じます。
悲劇の資産家令嬢・大野愛は低俗恋愛ドラマファン向けの登場人物だとすればまだ理解できますが、二ツ橋をコケさせて一発芸的な笑いを狙ったり、優子と賢秀のコントまがいのやりとりとか、むしろ現場が羽原大介の脚本をいじっているとしか思えません。

前にも書きましたが、 羽原大介の前朝ドラ作品「マッサン」は私がケチが付けられないクオリティの高い作品。その脚本家が質の低い一発芸やコントまで入れるとはとても思えません。
「カムカムエヴリバディ」は現場スタッフがいじって、もはやメインライターの脚本は原作レベルではないかと書きましたが、「ちむどんどん」は同様のケースが疑えるレベルです。

役者いじりの一発芸やコントに走らず、視聴率は下がってもいいので、「マッサン」に近い作りこんだ良質なドラマを目指して欲しいです。
(現代ものの朝ドラは、一部の例外を除いて視聴率が良くないというジンクスがあるのですから、大野愛を出して低俗恋愛ドラマ向け登場人物を無理に出す必要はなかったと思います)

近年の作品としては良質の「おちょやん」、「おかえりモネ」は言いがかり的なネット記事が目立ちましたし、「ちむどんどん」は正直明るい娯楽作品と考えれば目をつぶれるレベルなのに、「ちむどんどん反省会」まで立ち上げてバッシングする有様。

次の朝ドラも先手を打たれてしまったように思えますが、朝ドラを「女性の一代記」から「低俗恋愛ドラマ」に変えようとする圧力団体が存在しているような気がしてなりません。
質の悪い朝ドラが悪いと言うなら「カムカムエヴリバディ反省会」も立ち上げなければ「フェア」ではないと思います。
圧力団体とまで書いているのはそこです。






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