かなり久しぶりに推薦図書のご案内です。
私は推理小説はあまり読まないのですが、いくつかのネットのサイトで評判が良いものを選んで、久しぶりに読んでみました。
作者は、朝倉秋成さんという30代の作家さんで、これは非常に面白い小説でした。
読書の中のエンターテインメント部門というか、こういう本を書ける人が日本人でも出て来たのかと思うような内容でした。
推理小説と言っても、殺人事件が題材ではなく、不況下の就職活動を舞台にしており、小さなどんでん返しを繰り返しての最後に大きなどんでん返し、途中で張って来た伏線も全て回収というお見事さ、これは注目の作家だと思います。
就職活動をテーマにしているので、その裏側や企業の思惑もよく分かり、高校生から大学生にもおススメします。
夏も半ばを過ぎて、これから読書の秋にもなりますので、是非是非読んで頂きたい一冊です。
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