昨日は、夕方人が来たりしていたため、
日記が書けず、突然休んでしまい申し訳ありませんでした。
アメリカのナンシー・ペロシ下院議長は8月2日夜から台湾を訪れ、
翌3日には蔡英文・総統と会談を行いました。
訪台に強く反対してきた中国は、台湾を取り囲むような形での軍事演習を実施し、
軍事演習は、昨日で終わる予定でしたが、今日も続いているようです。
ペロシ下院議長の訪台の意味が分かりません。
ここのところ、バイデン政権と習近平指導部は対話を行うムードがありましたが、
それが吹き飛んだような感じがしています。
ペロシ下院議長の訪台は、
アメリカの中間選挙で民主党が劣勢に立たされているため、
対中国の強硬姿勢を示す事で、共和党からの批判を凌ごうとしたように思います。
ロシアのウクライナ侵攻を見て、
中国には侵略的傾向があるから台湾を侵略するとの、
いわゆる台湾有事を主張し、だから防衛費を増やすべきだとする、
短絡的な主張をする保守派の勢いが増しているように感じています。
万一中国が侵攻する可能性があるとすると、
それは台湾が独立を宣言した場合だけだろうと思います。
しかし、台湾が独立するメリットも考えられないのですが。
今、世界的に半導体不足が起きていますが、
台湾の半導体のシェアは世界の60%を超えています。
中国が侵攻すれば、それらの生産設備に大打撃を与える事になりますから、
中国自体が困る状況が起きるような気がします。
台湾有事だと言って日本の防衛力の強化を言う人が多いですが、
台湾有事の際、何故日本が関係するのかもよく分かりません。
仮に台湾有事が起こった時に、
アメリカが本気になって中国と対決するのかも微妙な気がしています。
今の所、アメリカは台湾を支援すると言っていますが、
アメリカが軍事行動を起こすと、第三次世界大戦になりそうです。
その辺、ギリギリのところでアメリカがどう判断するのかも微妙な気がします。
仮にアメリカが軍事行動を起こした場合に想定されるのは、
日本国内にあるアメリカ軍基地への攻撃です。
場所は日本国内ですが、
日本が攻撃されるのとは別だと思うのですがどうでしょうか?
日米安保条約上は、日本もアメリカ軍基地を守らざるを得なくなりますが、
これにより、日本が戦争に巻き込まれる事態が起こります。
多額の税金を注ぎ込んで、防衛力を強化して、
アメリカを守るために戦火に巻き込まれる事になりますが、それで良いのでしょうか?
台湾は、中国では国内問題だとの認識なのだと思います。
台湾が独立を試みれば、中国にとっては領土喪失の危機になり、
阻止しなければ中国の支配体制は存在価値を疑われます。
台湾の軍事力も整備されてはいますが、それでも中国と戦える力はなく、
更に、台湾の住民も親中国派が相当数いるはずです。
中国の輸入相手は、1位が台湾で、半導体が大きなウエイトを占めています。
それほど密接な関係のある所を世界中からの批判が見えているのに、
攻めるとは思えません。
台湾有事を言う人は、日本の防衛費の増のために言っているように思います。
【今日の一句】
覚えてる 君の柔肌 君の声
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