【やわらかい感じがする文章を書くために】 一文の長さ　もう60字以下でいいじゃん

　下記の仲間。
日本語アレコレの索引（日々増殖中）【29】
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1982886133&owner_id=5019671

　ずーっと頭にひっかかっているテーマのひとつに、【やわらかい感じがする文章を書くために】ってのがある。　　　
　昔まとめかけたものは下記かな。
【やわらかい感じがする文章を書くために】 総集編
https://ameblo.jp/kuroracco/entry-12301209284.html?frm=theme

　全体像が見えにくくて収拾がつかないが、ほぼ結論っぽいものが出ているテーマもある。
　一文の長さだ。
　これに関しては、論理的な理由は何もないが、当方は大昔に目安として「60字以下」をあげている。
　さらに詳しくは下記をご参照いただきたい。
【第2章 　３　一文の長さ――「短く書け」を徹底すると稚拙な文章になる】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-80.html

　下記を見ると「60字以下」は通説になりつつあるらしい。めでたい。
【読書感想文「ダイヤモンド」2月号「伝わる文章術」〈1〉〜〈3〉】
https://ameblo.jp/kuroracco/entry-12738057943.html

　すでに書いたように、「60字以下」は経験則で、論理的な理由はない。異論が出るのは当然の成り行き。
　当方が読んだ本のなかで一番長い目安を提示していたのは、本多読本の〈わかりやすさと長短とは本質的には関係がない〉。（←オイ！）
　短いのは〈平均で30〜35字というところ（辰濃和男『文章の書き方』〉かな。それでまともな文章が書けるとは思わないが、「平均」だからどうにでもごまかせる。
　ネット検索すると、40字と断言しているツワモノもいる。
【フリーライターのよりどころブログ　実践ですぐに使える！文章の適切な長さを知ろう】
https://yoridokoro.biz/blog/writing-ability/technique/length/
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝引用開始
１、適切な文章の長さとは
一般的に読み手に内容が伝わりやすい一文の長さは、およそ４０文字と言われています。
もちろん手紙やメールなどによっても異なるのですが、およその目安として覚えておきましょう。
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝引用終了
「もちろん手紙やメールなどによっても異なる」ってどういう意味なんだろう。
　最後の1行が40字を超えている気がするのは当方の数え間違いだろうか。あるいは何かのギャグ？
　このあとも、40字を超える一文がある。
「一文が長すぎる良くない例」を「一文を短くした場合」に書きかえて40字を超える一文が出てくると、完全にギャグだろう。
　
　FBで下記を教えてもらった。
【長い文は「イケてない」】
https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/02022/071900012/?ST=print&fbclid=IwAR1cKi3fy0axu0UM0DpcJMAXqVxoI2bvQnpiohcwibOXV5JIVEIBt8E2N24
　会員制の記事なんで、会員登録して読んだ。悪くはない。
「60字以下」より「80字以下」のほうが制約が緩いからこちらでもいいけど、そんなことをいえば「100字以下」のほうが……となり、目安ではなくなっていく。
　80字ぐらいの一文を続けて読みやすい文章を書くのはけっこうむずかしいはずなんだけど。