スズキのKei

なんとまたもや、クルマ3台持ちに！
夜勤バイト先の人で乗らないクルマ、オークションに出すけど欲しくない？ってお誘い。
ジャンクな楽器とか、スルー出来ない性格は治っていない自分が。。
うーん、前に気になっていた車種ではあるし、車検もまだ長くあるから、しかも軽だし。。
挙手してしまった！　タダってわけにもいかないから３万円渡したけどね。んでナンバー取って基本的な整備も湯河原の贔屓の工場に頼んだから湘南ナンバーになったし。

Suzuki Kei　2003年式　一番安いグレードのAT
本当はこのKeiなら、ターボでMTが人気。とくにworksなんかは高価格で取引されている。MT率も高い車種。いま中古でMTの軽探すなら最有力候補、だと認識していた。でもノーマルの4速AT。以前の超絶おそかった三菱パジェロミニのノーマル3速ATのオーナーだった自分としては、ダメダメなクルマなりにも愛を感じることは可能だと思い引き取った次第。ま、どうせ次の車検なり税金の来る3月までで手放すのもいいかと。ちょっとしたオモチャにも成るのは軽だから。車庫も御殿場の母の家には最大3台停めるスペースもあるし、クルマが1台くらい停まっていたほうが防犯的にいいとの意見も。

しかしこれがまた「あたり」な感じのクルマであるのだ。ほぼ20年前の日本の軽自動車って、もう完成度高いんだ。やはり所有したことがあるスバルR1（4気筒CVT）のようなスペシャル感は皆無だが、基本的にいいクルマなんだよねこれ。パッケージも完成度高い。いちおうSUV的な、車高（床下の高さ）高めなので伊豆の悪路も行ける。つまり赤岳登山の美濃戸山荘への悪路も行けそう。これDuet1300MTと同条件の美点。Keiのパッケージはいいんだよね高い視点のドライブは運転しやすいし、ギリ標準のタワーパーキングに入る屋根の高さ。トランクも軽にしてはまあまあのスペース。キーレスエントリーも付いてる。3ドアのPJミニよりは室内かなり広い。
期待していなかったエンジンパワーも、R1と同じ54馬力。R1よりも車体はデカいから重いかと思えばそうでもない。3気筒だからエンジンの高級感はないけどスズキの量産型エンジンは基本は優秀で、思ったほどのパワー不足は感じない。燃費はまだ確かめていないがきっとR1に近い値が出そう。エアコンは効いてる。まだ4万キロ少しだから賞味期限は充分残っているはず。13インチのタイヤも山残ってるし（よくある安いタイプ）、なかなか使えるクルマである。ただ本当に装備は簡素で、フォグランプなし、レインバイザーなし、リアワイパーもない潔さ。ホイールはカバー取っ払って鉄チンのほうがSUVっぽい。オーディオはカセットオンリーで音悪かったので、思い切って中古のCD付きとスピーカーの前のだけ交換した。リアのスピーカーは付いていないし要らない。ヘッドランプは一番安いLEDのバルブに換えた。オーディオとLEDで交換工賃含め３万超えた、けど仕方ない。USB端子でスマホにつなげられるし。
ETCも今度中古のを付けてもらう予定入れた。傷はあるけど凹みとかはない。

もうすでにKeiの素性の良さを実感してるんで、俄然ターボMTだったら相当面白いはずと思う。いい物件あったら買い替えるかも？　でもこの最低線のクルマでも充分楽しい。遅いクルマをいかに走らせるかが本当のドラテクでしょう？
やはりベーシックっていうジャンルも捨てがたい。銀というかグレーって色も地味すぎるくらい没個性。前シート2基は〇マゾンでシートカバ―注文したらスポーティー雰囲気に変わった。外見は超地味で中はそこそこ雰囲気作りました。ナビなんてもう要らない。スマホはナビの代わりになるし。。

とにかくクルマなんてこんなでいいや充分だぜ！　の思想を体現してます。
下駄として使い果たすか、ドアなんか蹴っ飛ばしても似合うほど年季が入っていきそう。
駄目な奴ほど（そんなにダメでもない）可愛くなりそう。車中泊も出来そうだし。。
いまのところ、総額約10万円！