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2022年07月28日20:50

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全国学力テスト、中学理科は正答率5割切る 文科省「多くの課題」

全国学力テスト、中学理科は正答率5割切る 文科省「多くの課題」
7/28(木) 17:00配信


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毎日新聞
文部科学省、文化庁、スポーツ庁=東京都千代田区霞が関で2015年10月16日、根岸基弘撮影

 文部科学省は28日、小学6年と中学3年を対象とした2022年度の全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)の結果を公表した。中学校では思考・判断・表現力の育成を重視する新学習指導要領の実施後初の調査。4年ぶりに実施された理科は、中学校で平均正答率が5割を切り、新要領が求める科学的探究の力を測る問題で正答率が低かった。文科省は「絶対値で5割を切るのは多くの課題を示唆している」と指摘し、新要領に授業が対応しきれていない現状が浮かんだ。

【22年度学力テスト 公立校の平均正答率】

 全国の国公私立の小中学生約190万人が4月に国語、算数・数学、理科の3教科を受けた。各教科で新要領が掲げる課題の探究といった「主体的・対話的で深い学び」を意識した出題で平均正答率が低かった。

 算数・数学はデータ活用や日常生活に即し考える問題で正答率が低迷。3教科とも問題の質や内容、難易度が異なるため、前回と単純比較はできないが、小学校の算数で前回比7・0ポイント下落の63・3%、中学校の数学は5・5ポイントダウンの52・0%だった。国語は小中とも正答率は上昇したが、「書くこと」に課題がみられた。小学校の理科は63・4%で3・0ポイント上がった。

 一方、中学校の理科は前回より16・8ポイント低い49・7%。観察や実験などを通して科学的に探究する力を測る問題で低さが目立ち、問題作成に携わった国立教育政策研究所の担当者は「多くの問題で教科書に載っていないような場面設定をした。学校現場で行われている実験や観察とは異なる質のもので、『高めの球』を投げたことが正答率の低さに表れた」と分析した。

 普段の学習状況などを学校や児童・生徒に尋ねる「質問紙調査」では、観察や実験の授業をした頻度が「週1回以上」と答えた学校は小学校で44・9%(前回18年度比16・2ポイント減)、中学校で45・8%(同18・8ポイント減)と過去最低。新型コロナ禍で、接触機会が増えやすくなる実験や観察を減らした現状がうかがえた。

 ただ、これらと理科の点数の相関関係はみられず、文科省担当者は「実験や観察の量だけでなく、授業の質の向上も課題だ。探究力が高まるよう、結果が予想と異なる場合を想定したり、批判的思考に基づいた話し合いをしたりする授業が求められる」と指摘した。

 児童・生徒に「将来、理科や科学技術に関係する職業に就きたいか」と尋ねたところ、「当てはまる」「どちらかといえば当てはまる」と答えたのは小学校で26・7%、中学校で22・6%といずれも前回18年度からほぼ横ばい。コロナ禍による臨時休校は小中学校ともに「年間10日未満」が約95%で、前年度は約3%だった。【深津誠、国本愛】
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