mixiユーザー(id:1417947)

2022年07月20日18:28

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80億人・・・

 昨日は、午後用事があり、それが予想よりも長引いてしまい、
 帰宅が遅くなったので、日記を書く余力がありませんでした。

 些か旧聞になりますが、
 国連は、7月11日の世界人口デーに合わせて報告書を発表しました。
 これによりますと、世界の人口は現在79億4200万人で、
 今年11月中旬に80億人を突破するとの事です。
 2020年には人口の増加率が1950年以来初めて年1%を下回ったとの事ですが、
 2030年に85億人、2050年に97億人、2080年代に104億人でピークに達し、
 2100年までその水準が続くと予想しています。

 世界の人口は、紀元1年には推計した人により幅がありますが、
 概ね3億人程度と推定されています。
 紀元1年は、中国は前漢の時代ですし、ヨーロッパではローマ帝国の時代でした。
 日本では弥生時代ですね。
 その後10世紀までの1000年間は、概ね3億人程度で推移して来て、
 1500年は5億人だったとされています。
 食料生産技術や医学、公衆衛生の発達が遅れていた時代は餓死や病死も多く、
 人口増加ペースは緩やかでした。
 18世紀の産業革命以降に世界人口の増加ペースが速くなり、
 1804年には10億人に達しました。
 その後、1927年に20億人、
 1960年に30億人、
 1974年に40億人、
 1987年に50億人、
 1999年に60億人、
 2011年に70億人 と増加して来ました。
 
 現時点での人口の最も多い国は14億2600万人の中国で、
 次が14億1200万人のインドですが、
 来年にはインドの人口が中国を追い抜いて、
 世界最多になるとの推計を発表しています。
 インドは、乳幼児死亡率が顕著に下がっているのに対し、
 中国は2015年に「一人っ子政策」の廃止を決定し、
 2021年には3人目の出産も認めましたが、
 教育費の高さなどを背景に少子化が減速する見通しは立っていないとの事で、
 報告書は「中国は早ければ2023年には人口が減少する」とも指摘しています。

 また、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、
 世界の平均寿命は2019年の72.8歳から
 昨年は71.0歳に下がったことも明らかにしています。

 人口が増加しているのは、医療体制の進歩により、
 母子の死亡率が下がったことが大きいのでしょう。
 しかし、世界には、飢餓・貧困の危険な状況に陥っている地域があります。
 ネット上では、こうした地域の支援を求める広告などが出ています。
 一方、人口が増加すると、食糧や水、資源、住宅、雇用などの不足を引き起こし、
 貧困や経済格差の拡大が考えられます。
 エネルギー消費の増加や、不足する食糧を生産するために
 森林伐採や耕地が拡大することによって、
 地球温暖化の進行が加速する恐れがあります。
 ある意味、人類の敵は人類になりかねないような恐れもあります。

 今回の国連の推計では、
 人口は100億人に達した後、これが今世紀中は維持されるとなっています。
 当面、地球上で、100億人の人々が幸せに暮らせるような方策を
 考えて行かねばならないのでしょうね。


【今日の一句】
 熱中症 年よりだけど 冷や水を


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