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2022年07月04日09:40

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「虫よけスプレー」を正しく使えていない人が多い

■虫よけスプレー「殺虫効果」含まれていないのになぜ“効く”? アース製薬「まんべんなく塗りムラなく塗って」
(まいどなニュース - 07月04日 07:00)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=262&from=diary&id=7020489

虫よけスプレー,特にガス式でディートを噴霧するタイプは,正しく使えていない人が多く,結果,十分な効果が得られてなかったり,場合によっては危険なことになる可能性もある。

ディートもイカリジンも,その効果は,虫に対して「目くらまし」をして,吸血部位(=餌)のありかを見失わせるもの。なので,塗りムラがあれば,そこだけ「餌のありか」が見えてしまうので,集中的に刺される。
特にガス式スプレーを吹くだけでは,ほぼ間違いなく塗りムラが出来ていて,「薬を吹いたつもり」になっている場所でも刺されてしまう。肌に塗るなら,ハンドポンプ式のスプレーを用い,一旦手のひらに薬液を取って,手で塗り伸ばすようにするのが,より確実。
ガス式スプレーは,ミストが細かいのも特徴だが,これを吸入すると乳幼児には良くない(神経に毒性があったと言う報告もある)ので,子どもへの使用は特に気をつけること。ディート製剤は乳幼児への適用を推奨していない。幼児に使う場合はイカリジンが推奨される。いずれにしても吸入しないよう,ハンドポンプ式かローションタイプを使い,手で塗り広げることが勧められる。
ガス式スプレーが使いやすいのは,衣服の上から使う時。肌にぴったちくっついている衣服の場合,布地越しに刺されることがあるので,衣服にスプレーしておくと安心。この場合はミストの細かいガス式を噴霧しておくのが良い。但し,繊維の種類によっては衣類を傷めることもあるので,衣類に損傷が出ないかどうか,事前にチェックしておくこと。また,虫よけに頼らないよう,ゆったりした衣類を着るのも効果が高い。通気性があれば涼しいし。

近年,大きな問題になっている,ヤマビルや吸血性のマダニの被害。これに対応するために,有効成分を高濃度に配合した製剤も売られている。現在,ディート製剤の最高濃度は30%,イカリジン製剤は15%。ヤマビルのリスクの高い場所に行くときは,足元に隙間を作らないようにして,高濃度の製剤を靴下の上から吹いておく。

薬は,正しく知り,正しく使ってこそ,役に立つ。
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