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2022年07月02日19:56

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2022年上半期映画ベストテン

毎年恒例、上半期映画ベストテンを勝手に発表します。2022年1月〜6月末日までに見た映画から勝手に選出しました。どうぞ勝手にお読みくださいまし。
 ※( )内は監督名

●日本映画

1. さがす(片山慎三)
2. 愛なのに(城定秀夫)
3. シン・ウルトラマン(樋口真嗣)
4. 猫は逃げた(今泉力哉)
5. マイスモールランド(川和田恵真)
6. 恋は光(小林啓一)
7. ハケンアニメ!(吉野耕平)
8. ツユクサ(平山秀幸)
9. 余命10年(藤井道人)
10. エッシャー通りの赤いポスト(園子温)

●外国映画

1. ウエスト・サイド・ストーリー(スティーヴン・スピルバーグ)
2. マルチプル・マニアックス(ジョン・ウォーターズ)
3. セールス・ガール(ジャンチブドルジ・センゲドルジ)
4. コーダ あいのうた(シアン・ヘダー)
5. ライダーズ・オブ・ジャスティス(アンダース・トーマス・イェンセン)
6. 帰らない日曜日(エヴァ・ユッソン)
7. ワン・セカンド 永遠の24フレーム(チャン・イーモウ)
8. ジャネット(ブリュノ・デュモン)
9. ただ悪より救いたまえ(ホン・ウォンチャン)
10. パワー・オブ・ザ・ドッグ(ジェーン・カンピオン)

*一言
・今年は映画を見る本数を減らす、と年始のベストテンのところで書き、心に決めたはずなのにどうしたことか、あまり減っていない。映画状況はどんどん悪くなる一方だというのに。
 ではそんなに面白そうな映画ばかりあったのか、と言われても、別にそういうわけでもなかった。むしろ今年などは逆で、見れども見れどもなかなか面白い映画に当たらない。まったく恐ろしい話である。なのに、少しでも気になる映画があれば、「今度こそは」と期待して行ってしまうから、困ったものである。いったいどうやったら本数を減らせられるのか、誰か教えてほしい(笑)。

・そんな中で日本映画1位の『さがす』は『岬の兄妹』で強烈な印象を残した片山監督の新作で、今回はミステリー的要素を加えてかなり見やすくなっているにも関わらず、やはり強烈な印象を残す。失踪した父親を捜す少女の話と見せかけておいて、二転三転する先読みのできないストーリーが秀逸。また少女を除いて、登場する人物が胸糞の悪くなるような性格破綻者ばかりで、特に森田望智(もりたみさと)が演じたわがままな自殺志願者は凄まじすぎて忘れられない。森田望智は本当にスゴい女優さんです。彼女にはあまり普通の役はやってほしくないなぁ(こらこら、笑)。

・外国映画の1位『ウエスト・サイド・ストーリー』も素晴らしかった。オリジナルが大好きなので、それは越えられないだろうと思っていたら、なんのなんの、スピルバ版も悪くなかった。特に「アメリカ」のナンバーはオリジナルより数十倍のパワーアップ。最高です。映画館で二回見に行こうと思ったのは、今年は今のところこれだけだな(結局行けなかったけど)。
 で、スピルバーグの次にジョン・ウォーターズを選ぶのは私くらい?(笑)。1970年製作の旧作だけど、今年のベストに入れてもいいくらいインパクトが強く、無視できない面白さだったから仕方がない。正直タルいところもあるのだけれど、後半ディヴァインが巨大ザリガニに襲われて発狂し、たった一人で街中をパニックにするところが凄すぎて、途中のタルさなどどーでもよくなる。
 3位の『セールス・ガール』は大阪アジアン映画祭で見たモンゴルの現代映画。冴えない女子大生がアダルトグッズショップでのバイトをきっかけに大人の世界を知り、自分を発見する物語。田舎くさいヒロインがどんどん垢抜けて可愛くなっていくのが素晴らしかった。

・さて、今年の上半期はあまり芳しい成績ではなかったけれども、7月からは『ベイビーブローカー』をはじめ、面白そうな映画がけっこうあるので「お楽しみはこれからだ」…とか言ってる時点で本数減らす気ないな、コイツ。
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