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2022年06月22日23:47

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映画『私だけ聴こえる』

映画『私だけ聴こえる』
6月25日(土)より第七藝術劇場、
7月15日(金)より京都シネマ、順次、元町映画館にて公開
コーダと呼ばれる人々の生きざまを追いかけたドキュメンタリー。
本年度のアカデミー賞作品賞他を受賞した映画
『コーダ あいのうた』で描かれたコーダ。
「コーダ(CODA=Children Of Deaf Adults)」とは
耳の聴こえない両親から生まれた耳の聴こえる子どもたちのこと。
学校では“障がい者の子”として扱われ、時には差別され
またろう者からは「耳が聴こえる」という事で距離を置かれる。
ろうの家庭に生まれ、老文化の中で育ち、親の通訳として生き、
学校では耳が聞こえるのに生活常識が違うために苦しむ。
ドキュメンタリー作家・松井至が監督し『DOGLEGS』の
ヒース・カズンズが共同監督、『アンを探して』の
ポール・カデューがプロデューサーを務めた。
家庭内では手話を使い、外では口話で話すコーダたち
そんな彼らが唯一ありのままの自分を解放できるのが、
年に一度の「CODAサマーキャンプ」なのだ。同じ境遇の
子供たちがアメリカ各地から集まるコーダコミュニティー。
キャンプを終えた15歳の少女たちには進路を決める
重要な時期が訪れる。
健常者社会の軋轢が嫌で「ろうになりたい」という希望を持つ
ナイラは自身の聴力に変調を来し病院で検査をする。
ろうの母のもとを離れて遠くの大学に進学する夢を持ちつつも
ろう者の母親を見捨ててゆくような気がして心が葛藤するジェシカ。
MJはコーダである自分の人生を手話で語る事で友人を作ろうとする。
日本とアメリカを行き来しながら手話通訳士をするアシュリーは
妊娠するが、生まれてくる子が健常な聴力を持っているかどうか不安を抱く。
音のない世界と聴こえる世界の間でいずこにも居場所をなくし
悩み苦しむコーダたちが、それでも少しづつ成長して自分なりの答えを
模索してゆく姿を描き出す。今まで考えもしなかった
コーダという人たちの境遇。生き方を考える大切な作品である。
Tokyo Docs 2016 の「最優秀企画賞」を受賞した。
公式サイト https://codamovie.jp/
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