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2022年06月19日02:19

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腐海の遺物−音楽コンテンツの番外

廃棄品を分別していたDVDの山の中から、20年くらい前に追っかけをしていた奥華子の、路上時代のCDを発見しました。ケースの規格が一緒なので、CDの群れから外れてここに入っちゃったらしい。

路上時代、彼女は4枚の自主制作盤(手売り)とインディーズ流通のシングル「花火」を発売してますが、その中でも発掘品はなかなかのお宝。

俺が持ってる自主制作の「Vol.3」「Vol.4」は、CDの盤面にプリントがなく、ケースにJASRACシールが貼られていません。「何それパチモンじゃん」と思うとそうではなく、盤に日付の入った本人のサインが書かれていて、ここが重要。
これらは発売前日の路上ライブ限定の「プレリリース盤」。亡き亀戸サンストリートの裏口で細々やったライブを観ていた、12、3人の人しか持ってないレアものです。「3」と「4」の両方を持っているのは、限られたコアなファンだけだと思う。
細かい話をすれば、プレスでなく手焼きの音源だとか、歌詞カードが手折りで機械折りのプレス盤と開きが違うとか、いろいろ限定感はあります。というか、これらは手売りを始めた当初のやり方で作られているわけで、そういう重箱の隅を重視して喜んでる俺は、やっぱ頭オカシイんだろうなと思う。

「花火」の方は、2004年に2000枚限定として発売された(というかたぶんプレスの最小ロットで作った)CD。彼女がメジャーデビューしたあと「幻のシングル」とかいわれて、ほしがる人がいっぱい出た。完全な売り手市場で、オクで10万円とか非常識な取引が横行したため、2010年頃に再発されました。が、当然再発ものは品番が違うので、オリジナルをほしい人は相変わらずカネに糸目をつけない。今見たらメルカリで50k、オクで35k即決とか、アホ売買は続いているようです。

しばらく遠巻きにしていたのに、確認するとほとんどの音源が手元にあって「?」と思っていたら、彼女はここ2年ほど活動を休止していたらしい。過去にもそういうことはあり、煮詰まるタイプの人なのかも知れない。そう知ってて追っかけていたわけじゃないけど、結果的にいろいろ親近感なアーティストさんです🙂
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