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2022年06月16日13:55

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「無毒」な親などいない

【親3000人に聞いた】「自分は毒親かも」と思ったことがある人の割合は?
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=95&from=diary&id=6997495

ずっと「毒親」と言う表現に,違和感を持っていた。
親の個性や考えやわがままで,子供が嫌な思いをするのを,何でも「毒親」で片付けているような気がしてならない。

親子関係は人間関係の1つ。しかも濃いほうの。
人間関係が濃ければ,許せること,我慢できることのラインも違ってくるし,親は子供を育てなければならないから,全てが子供の都合,子供の思い通りになるとは限らず,子供がとんでもないことをすれば,それを抑えたりフォローアップしたりするのも,親の役目の1つ。もちろん,親にも子にも,性格や個性もある。もちろん,トンデモな考えを持った癖の強い人も,親になる。

しかし,子供にとっては,親の言うこと,やることを,うるさい,ウザイとしか感じなかったりすることもあるし。
それを「毒親」と呼んでしまっては,親は全て子供の言いなり,子供のわがままを満たしてやらなければならない。
何でもかんでも,子供の希望通り,子供が嫌な思いをしないで済むような親って,親としての役割を果たせているのかどうか……そうやって育った子が,必ずしも,スバラシイ人間性の持ち主に育つと思えるだろうか。

子供も育てば大人になる。親のことを理解し,自分なりに親との人間関係を構築してゆくのが,子供の成長過程でもあるのではないだろうか。そして,子供との関係性の中から,親も育てられてゆくのが,親子関係であり,家族関係であると思う。
私の親も,「親としてどうなんだよ!」と言いたくなるようなことをすることもあったし,それを理由に親に畳みかけるようなこともしたが,いつしか,自分も大人になって,理解も進み,付き合い方も分かってきた。

おそらく「毒親」の正体は,「子供を理解しようとしない親」と「親を理解,信頼しない子供」との間の,まっとうな人間関係の構築できない親子から生まれたものなのではないかと思う。

子どもは親を選べないが,親も子供を選べない。
だからこそ,人間関係をじっくり作って,相互理解することも大切だと思う。
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