mixiユーザー(id:14436018)

Javascript の設定が無効になっているため、一部の機能を利用できません。

詳細はヘルプをご覧ください。

2022年06月02日10:55

228 view

③五等分の花嫁　TVシリーズに関するメモその３

その２
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1982438649&owner_id=14436018

作品全体のネタバレだらけなので、
映画や漫画ラストまで知らない人は絶対に閲覧禁止

まず前話のおさらい

・三玖が風太郎に対して恋心を抱く
でも最後に「ないない」と言って、気持ちを抑え込む、
自分に自信が持てない、素直になれない葛藤のワンシーンで終わりました。

・一方、姉妹の恋愛感情に人一倍敏感な四葉
◎特に友達関係に近い三玖の気持ちには、誰よりも早く気づく
→おそらく三玖の「ないない」が葛藤であることも分かっている
→姉妹に大きな借りがある四葉は、
三玖の感情を差し置いて自分だけ風太郎と恋愛することはできないと考える
→ここから大きく病み始める

１期３話　◎は２周目以降での視点。　OP後から

・五月、四葉、二乃の目にハイライトが入っていない
◎おそらく作画ミスではなく意図的な演出、
五月と二乃は風太郎に対してまだ好意的でないという意味の目、
四葉は病み始めていることを暗示した目
→本来は四葉の目だけハイライトを消せば良さそうなものだが、
それだとあからさま過ぎるので、
カモフラージュとして他の二人も同じ目にしたと考えられる、
…深読みしすぎ？

・大人な下着で風太郎を誘惑してみる四葉
◎はっきり言えば四葉にこの手の誘惑は似合わない、
誘惑する直前に、
「私らしくない方法だけど、もしかしたら風太郎君が意識してくれるかも、
そうでもしないと風太郎君が完全に三玖のものになってしまう」
という焦りがあったのではないか？
結果失敗

・バスケ部の助っ人に行く四葉
◎バスケ部応援に行く直前の葛藤シーンは様々な解釈ができる
「勉強したいけど…」
「風太郎君と居たいけど…」
「でもバスケ部が…」
「三玖と風太郎君の仲が進展しそう…」
色々と考えられるが、おそらく１番大きな葛藤は
「三玖と風太郎君が仲良くしてる姿を見るのはきっとツラい、
だからと言って私はまた、
人助けを逃げるための口実に利用してしまうのか」
結果、逃げることを選んでしまった
（ただし姉妹は、四葉の人助けを逃げなどとは思っておらず
純粋に長所として捉えている？）

・一花がバイトに行く
◎バイトという名の撮影。姉妹には秘密

・外見派の二乃　VS　内面派の三玖
気持ちは表に出してグイグイ伝えないとダメという考え方の二乃、
「三玖の言う通り中身で勝負しようじゃない」と料理対決を申し出るが、
これも結局は、料理として自分を表にアウトプットする行為である
二乃はとことんブレない。
あと風太郎のお腹が鳴った直後に料理作ろうとしてくれるのは普通に優しい。

・三玖のオムライスを普通に美味しく食べる風太郎
自分の内面が「ぐちゃぐちゃオムライス」として表に出てしまった三玖、
しかし風太郎はそれを嘘偽りなく美味しいと言って食べてくれた
→内面をはっきり分かる形で認めてもらえた瞬間であり、
結果として二乃の、表に出すという行為は正しかったことになる
ただし「普通に美味いな」らしいので、普通だと認めただけである。
また絶対に美味いであろう二乃の料理に対しても「普通」であり、
二人に対する風太郎の好感度が「普通」で拮抗していることの暗示になっている

・嬉しそうな三玖の表情を見て落ち込む二乃
二乃が三玖の恋愛感情にはっきり気づく
このときの二乃は「風太郎が三玖に取られそう」などではなく、
「三玖が風太郎に取られそう」だと落ち込んでいる

・三玖「誠実に向き合えば、わかってくれるよ」
◎三玖は当然、二乃の家族愛の深さを知っており、
風太郎には、そのことに自分で気づいてほしいと思っている
→三玖は自信の無さから、自分の感情を素直に表に出すのが苦手な一方で、
相手の感情を素直に受け止める（相手を認める）、
つまり誠実に向き合おうとする傾向は人一倍強い、
真っ先に三玖が風太郎の家庭教師を受け入れたのも、その優しさからである
（◎正確には四葉の方が先だが、もともと風太郎に好意を抱いていたので例外）
二乃と三玖が普段からケンカが多いのも、
三玖の懐の深さがあってこそ、なのではないか
二乃は自分が何を言っても三玖が受け止めてくれるから、甘えているのかもしれない

・忘れ物をして部屋に戻りたい風太郎に「勝手にどうぞ」と促す三玖
これは三玖による、
「風太郎に二乃と二人きりで、誠実に向き合って和解してほしい」
という作戦である
三玖がシャワーシーンで何か考えてる描写は、
「成功してほしい」という意味である

・バスタオル姿の二乃を見て、風太郎「こんな不誠実、バレたらおしまいだ」
明らかに不誠実な状況で求められる「誠実さ」とは一体…
→三玖さんは「気にしない奴（人前でタイツ脱いだり）」なので、
風太郎がバスタオル姿の二乃と遭遇することは別に何とも思ってません
わざとこういうシチュエーションを計画したわけでもなく、
二人きりにできれば何でも良かったのだと思われる
◎ただし風太郎が二乃に覆いかぶさるのは三玖的にもアウト
三玖「そこまでやれとは言ってない…プクー」てな感じ

・二乃の家族愛に気づく風太郎
二乃の何気ない言葉から、その家族愛を見抜いたのは見事といえる
ただしその言葉は風太郎ではなく三玖に向けられたものなので、
風太郎が「誠実に向き合って」得たとは言い難い

・落ちてくる本の雨から、身を挺して二乃を守る風太郎
二乃を守ろうとする、はっきり表に出た風太郎の「誠実さ」に触れ、
そして物理的に「向き合う」ことで、
二乃は風太郎を意識し始める
（三玖にとっては２つの意味で「そこまでやれとは言ってない」）

・必死でバスケ部の助っ人をする四葉
◎必死で人助けすることで、風太郎への想いを打ち消そうと逃避している、
そして「正式にバスケ部に入らない？」という悪魔の囁き
→さらに逃避できる口実を手に入れてしまった
→裏では三玖どころか二乃まで恋愛の舞台に上がってきてるというのに…

・裁判
二乃は気づいてないフリをしてるが、
風太郎が本の落下から体を張って助けてくれたことは、もちろん知っている
風太郎に「危ない…上！」と注意されたとき、二乃はしっかり本を確認してるので。
そのとき生まれた恋心を否定したいが為に、
なんとしても追い出してやろうと画策するわけです
家族をイケ好かない家庭教師から守ろうとしてたのに、
自分がコイツを好きになってしまっては元も子もないですから

・二乃「裁判長、三玖は被告への個人的感情でかばってまーす」
これは「好きなら好きってハッキリ言いなさいよ」という意味かと。
だって三玖と風太郎がハッキリ正式にお付き合いすることになれば、
それ以上は姉妹間でイザコザ起きないですからね　…たぶんね。
（◎ただし四葉がひたすら病んでいくルートに入る危険性大）

・一花がよく分からない
一連の流れを見てると一花は中立の立場のようなんですが
◎この子は嘘つくの上手いからなぁ…
なんとなく、まだ風太郎を追い出したい側っぽい？

・五月が真実を見抜く
◎やはり五月こそがメインヒロインだった！（ミスリード）、
それに五月が証拠写真を撮ったから風太郎が救われたとも考えられる、
証拠写真が無ければ、二乃はさっさと本片付けてシラバックレてるはず

・一花「私たち昔は仲良し五姉妹だったじゃん」
このセリフ、確かにこの姉妹の中で発言するとすれば、
お姉さんキャラの一花が１番自然なのですが…、
もしかして一花に敢えて言わせてる理由あるのかもね…
俺、一花さんの考察すげぇ苦手なんすよ（嫌いではないよ）
◎マジでこの人だけ顔に出ないもん、立派に女優してますよ

・家を出ていく二乃を見て、三玖「ほっとけばいいよ」
だって二乃は私たち家族が大好きなんだから、
ほっといても勝手に戻ってくるよ

・風太郎に対して、二乃「あんたの顔なんて、もう見たくないわ」
◎五つ子ゲームファイナルを控えてるのにその発言はマズイ（前に解説した通り）

・風太郎「五人の姉妹が大好きなんじゃないのか」
そんなことは風太郎に言われなくても二乃さんは自覚しています
では、このシーンで重要なのは何か？
「風太郎が、二乃の家族愛に気づいたことを二乃に伝えた」ことです
やばいバレてるじゃん、なにコイツ…
そうして再び風太郎を意識し出すわけです
→つまり風太郎が「誠実に向き合う」ことで、二乃が「わかってくれた」わけです
風太郎からダブルパンチを受けてしまった二乃さんの今後や如何に？

・二乃「私は、あんたを認めない　例え、それであの子たちに嫌われようとも」
あんたは私を意識させるほどの異分子になり得るわ、認めてあげる
間違いなく私たち姉妹をひっかき回す存在になるでしょうね
だからあの子たち四人に嫌われようとも、四人の仲さえ悪くならずに済むのなら、
私が…

てなわけで今回は、ここまで。

追記：
じつは、この３話、というかニ乃に関しては全く違う考察もしており、
それによっちゃニ乃のイメージがガラッと変わるんですが
（なんならそっちのニ乃こそ本性とまで思ってる）
書く時間ないので皆さんで考えてください。結構面白いですよ。

ニ乃の本性を考察する上で重要な点は以下の２つです。
①風呂上がりニ乃、本当は相手が三玖でなく風太郎だと気付いていた
②ニ乃は風太郎と兄妹恋愛をしたい（根拠：ニ乃は人一倍家族愛が強いetc）
特に②で考察してる人ほとんど見たことないので、新説になるかも
（既出だったらゴメンね）

またまたぁ～。んなわけないだろバカバカしい！と一蹴する前に、
一度騙されたと思って、
①②を軸にしてアニメや漫画を隅々まで再チェックしてみてください
そうするとニ乃の大胆な行動が腑に落ちるシーンめっちゃ多いんですよ

追記おわり。

深く理解しようとすれば、するほど、
どれほど原作者が愛情を注いで描いてきたかが伝わってきます。
作中によく登場する「愛があれば」という言葉がハリボテでなく、
裏付けされたものだと気づくことができます。
ただし俺のは深読みしすぎなところも多々あると思うので全部真に受けないように。
ではでは。

メモその４
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1982531463&owner_id=14436018

0 0