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2022年06月02日00:39

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田良島のような硬骨漢が朝ドラ制作の上層部にいたらなぁ。。。

朝ドラ「ちむどんどん」で、東洋新聞 学芸部デスクの田良島という人物の「新聞はお前の意見発表の場じゃない」というセリフがありましたが、これは、最近の朝ドラについて言えるような気がしました。

特に(最近の「おかえりモネ」の安達奈緒子を除く)女性脚本家の朝ドラ作品を見ていると、「朝ドラはお前の意見発表の場じゃない!」と言いたくなるような作品が目につきます。
(個人的には、女性脚本家も良作を書いていた時代の朝ドラ「ちりとてちん」の藤本有紀が書いた「カムカムエヴリバディ」のるい編・ひなた編が特にそうだっただけに失望を感じてしまいました)

「スカーレット」は女性向け低俗路線の作品だと思って「100作以上つくっているのだからこういうのが1作あってもいいかも」割り切って見ていましたが、「エール」は放送休止直前から低俗路線にシフトしたような展開ばかりでした。

「おかえりモネ」は、脚本家・安達奈緒子が「コードブルー」の3rd Seasonを手掛けていたこともあり、半分騙されたと思って見ていましたが、優れたドラマでした。
正直、流行女性作家でも質の高い朝ドラを書けるものだなぁと思ってしまいました。

次の「カムカムエヴリバディ」は、安子編は優れていたものの、途中からサスペンスドラマによく出てくる登場人物を邪推させる雪江という登場人物が出てきてドラマは迷走化。

スター役者(あるいはお気に入りの役者)だけ見たい視聴者向けとしか思えない、48歳の深津絵里に18歳の役を無理やり演じさせるるい編。
人物設定の作り込み不足や悪質なサプライズ展開が目立ったので、個人的に途中で「ロス」してしまったひなた編。
(「カムカムエヴリバディ」については、藤本有紀の脚本は原作レベルで、スタッフがいじってしまって原型をとどめないくらいの作品になったと思うことにしています)

朝ドラ制作現場で何が起こったのかは私には分かりませんが「朝ドラはお前の意見発表の場じゃない!」と言いたくなるような作品が目立ちます。

前作「カムカムエヴリバディ」では、制作統括の堀之内礼二郎が(1983年夏の時代設定なのに当時ヒットチャート上位だった同じ薬師丸ひろ子の「探偵物語」ではなく)「セーラー服と機関銃」を流したことについて、ネット記事では、みんなの意見を聞いて決めた、とあったので、朝ドラ現場がそういう雰囲気なのかもしれません。

しかし、田良島のような硬骨漢の人物がNHK上層部にいたら、朝ドラは視聴率はともかく、ドラマの質が高い日本を代表するドラマシリーズであり続けていただっただろうなぁとつくづく思ってしまいました。
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