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2022年05月12日18:48

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新緑の南奥駈道

5月2日

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新緑のシャワーが降り注ぐ。
それだけで幸せな気分になる。

大峰奥駈道南部。
いつもならめったに人に会わないだろうが、GWは吉野から本宮を目指す登山者が多い。
多いといっても、GWにしては静かな山域だ。

咲き始めのアケボノツツジにシャクナゲ。
出会うと思っていなかった花たちが迎えてくれる。

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足元には小さなスミレが咲いている。

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行仙岳から登る。

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行仙岳を下っていると、行者さんと出会う。
「ようお詣り。」と挨拶された。

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俱利伽羅岳、転法輪岳と小さなアップダウンを繰り返す。
見上げれば新緑がまぶしく、下を見れば大きな木の根っこの太さが力強い。

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持経宿の小屋に不要な荷物を置いて、北に向かう。
できれば地蔵岳まで行きたいが、5時には小屋に戻っていたい。
行けるところまで!
小屋を11時半に出る。
2時過ぎには引き返そう。

阿須加利岳、証誠無量岳、涅槃岳。
ここで1時半。
まだ行ける。
釈迦ヶ岳が近づいてくる。
あそこまで行きたい気持ちになる。

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だが、そこから先が遠い。
何とか般若岳までは行きたい。
この山頂は奥駈道からちょっと外れている。
熊野修験の奥駈の時に、行者さんにここに登れば賢くなりますよと言われて、みんなが登った思い出がある。
般若とは、仏の智慧という意味があるそうだ。

2時半に般若岳に着く。
山頂に登る。
山頂には碑伝が供えられていいた。

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今日はここまで。

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持経宿に戻る。
その日は管理している新宮山彦グループの方4人と宿泊者10人が泊まった。
私以外の登山者は皆奥駈をしている人ばかりだった。
夜遅く着いた登山者は、翌日聞いた話では普通5、6日で行く吉野から本宮まで1泊で行くそうだ。

5月3日

翌朝日の出を見てから出発する。
奥駈をする人たちはほとんど暗いうちから出発していた。

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行仙岳を越して笠捨山に向かう。
笠捨山の登りは今までで一番急だった。
今回最後の山頂笠捨山に着く。

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素晴らしい展望だ。
釈迦ヶ岳とその右には大普賢岳も特徴ある形を見せている。
どちらもこの春登った山だ。
東は大台ヶ原から南への稜線が連なる。
南は本宮に続く奥駈道が続いている。

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壮大な大峰奥駈道。
その一端を歩けたことに満足感でいっぱいの気持ちで笠捨山を後にした。

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