新緑のグラデーションが美しく、一雨ごとに山が笑い、大きくなっていくこの頃。
皆さまにはお元氣にお過ごしでしょうか。
新緑に負けじとばかりに、色とりどりに花が咲く中、あちらこちらで、鯉のぼりを目にします。
鯉のぼりにかける願いを想像すると、健康であることのありがたさを感じます。
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さて、今年は樹木についてお伝えしています。
身近な木を楽しんでいただければ幸いです。
(『草木花の歳時記−四季花ごよみ』『いけばな花材大事典』他、引用・参照)
■5月:カシワ■
カシワは落葉の高木で、高さは大きいもので30m、径1.3mにもなります。
樹皮は厚くて深く縦に裂け、灰褐色。若枝は太くて淡褐色の軟毛が密生します。
北海道から九州、南千島の山野に広く自生し、材は器具、薪炭の用途があります。
カシワの樹皮、葉、殻斗は染料に使われます。
カシワは上古には食物を蒸すときに用いた葉の総称であったと言われますが、古くからわが国の食生活に登場します。
葉は食物を盛ったりするのに用いられ、現在もかしわ餅を包んだりしています。
カシワは冬になっても、枝上に褐色の枯れ葉をつけたままの状態で越年し、翌年、若芽の芽出しに先立って脱落します。
ナラやクヌギも同様にして越年しますが、カシワは葉が大きく、冷たい風にさらされてカサカサと鳴る音や、寒林に立つさまが印象的です。
カシワには葉守の神が宿るとされ、「柏木の葉守の神」と古歌にも詠まれています。
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ひょっとすると、端午の節句にかしわ餅って、葉守の神に祈りを捧げていたのかな、なんて勝手に想像しました。
皆さまの健康とご多幸を祈りながら、
皆さまにお会いできることを心より楽しみに、ご連絡をお待ちしています。
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麻野由佳(yuka-asano@mui.biglobe.ne.jp)
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