既卒者らの就職率「驚異の96%」実際は… 水増し広告で行政処分
4/27(水) 19:03配信
措置命令の対象となった表示の一つ(消費者庁の発表資料から)
就職支援サービスの実績を水増しして広告したなどとして、消費者庁は27日、景品表示法違反(優良誤認)で「DYM」(東京都品川区)に再発防止などを求める措置命令を出した。
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対象となったのは、既卒、フリーター向けの「DYM就職」と「DYM新卒」という二つのサービス。消費者庁によると、同社は2020年6月以降、アフィリエイトサイトなどで「第二新卒・既卒・フリーターの方を優良企業の正社員に!!」「相談からの就職率驚異の96%!!」と表示するなどした。
しかしこの数値は同社が独自に算定した特定の一時点のもので、消費者庁が調べたところ、同社に相談した上で仲介を受けた企業に就職した人の割合は21年度で15%程度だったという。
DYMの担当者は取材に「再発防止に向けて社全体で取り組みます」と話した。(小泉浩樹)
朝日新聞社
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